iOS版Chromeが高速化、その一方で廃止された機能も
iOS版のChromeが、バージョン 48.0.2564.87にアップデートされました。Webページの表示速度が高速化。クラッシュ率が70%低下するなど、大幅な改善が話題となっています。
このバージョンでは、Apple の最新のレンダリング エンジン WKWebView を採用し、速度と安定性がさらに向上しました。クラッシュ率は 70% 低下し、JavaScript の実行速度も大幅に改善されました。
その一方で、今回のアップデートにより削除されてしまった機能がいくつかあります。その代表が「データセーバー」です。
データセーバーは通信量の削減に加え、フィッシング詐欺サイトや不正なソフトを含むサイトで警告を表示してくれる便利な機能です。
今回のアップデートにて、レンダリングエンジンをUIWebViewからWKWebViewに切り替えたことにより、機能の利用に必要な権限が付与できなくなった模様。そのため、データセーバーをはじめとした5つの機能や設定が削除されました。
現時点では、Chrome の一部の機能と設定が iOS の制約によりご利用いただけなくなります。認証が必要なダウンロードは行えなくなる可能性があり、次の機能と設定は削除されます。
データセーバーやトラッキング拒否などは、重宝していた方も多いことでしょう。iOS版Chromeでこれらの機能が使えなくなってしまったことは非常に残念です。
いかんせんOS上の制約ということで、Appleの方針が変わらないかぎり、これらの機能が復活することはなさそうです。
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