DAY21: お気に入りのアニメ映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』 #30DayAnimeChallenge

お気に入りのアニメ映画

アニメについて色々なテーマを語る企画「30-DAY ANIME CHALLENGE」21日目の記事です。

21日目は「お気に入りのアニメ映画」ということで『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を挙げさせていただきます。

デジタルワールドでの冒険から太一たちが帰ってきて半年後、あの冒険が信じられないほど穏やかな日々を太一たちは送っていた。ところがある日、インターネット上で不気味なタマゴが誕生し、凶悪なデジモンへと進化し、インターネットを通じて世界中を混乱に陥れた!ネットの中で暴れまくる邪悪なデジモンに、究極体・ウォーグレイモンと究極体・メタルガルルモンの合体デジモンが立ち向かう!

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム | dアニメストア

インターネット空間に突如現れた不気味なデジモン。こいつがネット空間を通して次々と現実世界のシステムを支配していきます。主人公たちはデジモンと協力し、急速な進化を遂げて凶悪化していく敵に立ち向かうというストーリー。

最初から最後まで面白いんですが、ネットが当たり前の社会になった今見ても面白い。2000年に子ども向けアニメとして「ネットが悪者に支配されたらどういうことが起こるのか?」を教えてくれるのマジ有能。

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム(全1話)

印象的なシーンとして、敵がNTTに潜り込み電話回線をパンクさせた際に、災害用伝言ダイヤルを駆使して仲間たちと連絡を取り合う描写があります。自分はこれで災害用伝言ダイヤルの有用性を学びました。

災害用伝言ダイヤル(171) | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本

ストーリーの最後には核ミサイルを発射させられ、着弾までのカウントダウンが始まります。子どもたちに10分で核ミサイルを止めさせるというノーフューチャーモードっぷりがエグい。

ミサイルを止めため敵の居場所に乗り込むと、そこには何千何万という自分のコピーを生み出し増殖し続ける敵の姿が。敵の総攻撃を受け、絶望的な状況に追い込まれるウォーグレイモンとメタルガルルモン。

そこへ太一とヤマトが画面の中へ入り込み、2体のデジモンが合体しオメガモン誕生という演出がマジ神。圧倒的な力で敵を殲滅するオメガモンですが、最後の1体が素早く狙いが定まらない。ミサイル着弾までの残り時間も1分、30秒と迫る。

その時、世界中から送られてくる大量の応援メールがウォーグレイモンたちのレスポンスを鈍らせていたことを思い出す光子郎。そのメールをすべて敵のアドレスに転送させることで動きを止めるという天才っぷりを発揮します。

「いっけぇええええええーーーー!」と叫びながらエンターキーをターン!する姿は『サマーウォーズ』の「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」と完全に一致。

アニメ好きなら言わずもがなですが、本作は映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』『未来のミライ』などで有名な、細田守監督が手掛けています。

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敵の居る電脳空間はOZに酷似していますし、仲間と連絡を取り合う様子やカウントダウン演出なども含め、まさに『サマーウォーズ』のプロトタイプと言える作品です。

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ぼくらのウォーゲームは約40分の短編映画なのですが、何度見ても完璧な構成。エンディングもパソコン上でその後のみんなの様子を写真で映し出したり、最後はPCのシャットダウン演出で締めるなど…もうほんとすごい。

デジモンという子ども向けアニメという点を差し引いても、これほど見事な作品はなかなかありません。

「島根にパソコンなんてあるわけないじゃん」は名言。見て。

星影

Tech Hunter代表。マルチポテンシャライト。 ガジェット、アニメ、ゲーム、インターネットが好き。 最近はブロックチェーン界隈をうろついてます。

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