アイロボットCEOが語るスマートホームの未来
アイロボットファンプログラムの第3回ファンミーティングに参加してきました。
本イベントにはアイロボット社CEOのコリン・アングル氏が登場。ロボットを取り入れたスマートホームの未来やアイロボット社のビジョンを語りました。
ロボットが日常生活に溶け込む少し先の未来の話。朝の目覚めや留守中の掃除、帰宅後にペットの様子を写真で見せてくれるなど、ロボットが様々なサポートをしてくれます。
普段どおりの生活をおくるだけでスマートホームが適切に対応。それが第3世代スマートホームのビジョンです。
しかしながら、コンシューマ向けIoTは予想ほどのペースで実現していません。それぞれの端末ごとにアプリを入れなければならなかったり、人間が細かなプログラムを設定しなければならなかったりと、使用に困難を感じている人々が多々いるのが現状です。
そのような煩わしさを解消するひとつの手段として、ルンバのオートマッピング機能が挙げられました。部屋の構造を自動で学習し、隅々まで掃除をしてくれる。人間に寄り添ったロボットがすでに実現されているのです。
アイロボット社は100%コンシューマ向け企業として、ロボットによる人間のサポートを推進。
全世界で1,500万台のロボットを販売。そのうち20%をルンバが占めています。
ルンバはスマートホームを担うロボットエコシステムの先駆者となっています。
そして今回発表された新製品が『ブラーバジェット240』です。
本製品は日本での活躍が大いに期待されています。
日本におけるロボット掃除機の売り上げは好評で、中でもブラーバの売り上げが他国に比べ特化しているそうです。これは日本に根づく雑巾掛けの文化が要因になっているものと考えられています。
ブラーバジェットの特徴はなんといってもそのコンパクトさ。
シンプルでコンパクトなデザインは、発売前の消費者調査でも好評だったとのこと。
操作も簡単。クリーニングパッドを装着してボタンを押すだけです。
パッドの取り外しもボタンを押すだけ。手を汚さずに済みます。
ブラーバジェットはその名のとおり、ジェットスプレーを噴射して掃除。振動するクリーニングヘッドにより、床にこびりついた汚れやベタつきも浮かび上がらせてこすり落とします。
iRobot HOMEアプリを使えばブラーバジェットがもっと便利になります。
ブラーバジェットの登場と同時にルンバの新モデルも仲間入り。
ブラーバジェット240の価格は29,880円(税抜)、ルンバ960は89,880円(税抜)で、8月26日より発売。ルンバ680が49,880円(税抜)で、9月16日に発売予定となっています。
ブラーバジェット240タッチ&トライ
会場では新型床拭きロボット『ブラーバジェット240』が動く様子を見せてもらいました。
全体的に白で統一されたシンプルなデザイン。
キューブ型で可愛らしい姿をしています。
両手でヒョイと持ち運べるサイズ感。
クリーニングパッドは「ウェットモップ」「ダンプスウィープ」「ドライスウィープ」の3種類。床の汚れに合わせてパッドを使い分けます。
それぞれ使い捨て用と洗濯可能なパッドの2種類が用意されています。
ブラーバジェットは装着したパッドの種類を認識して自動的に最適な清掃モードで動きます。
水を入れるのも簡単。本体の後ろから直接注水できます。
ちなみに前モデルでは水を入れるのにクリーニングパットを着脱する必要がありました。
バッテリーは取り外して専用の充電器で充電する形に。
前モデルでは充電スタンドが付属していましたが、今回は用意されていないとのこと。部屋の隅に置いても違和感のないデザインですからね。電源まわりもスッキリしそうです。
クリーニングパッドの取り外しもボタンひとつで。使い捨てのパッドならゴミ箱へ直行!
いやぁ〜…これは控えめに言って最高ですね。
アプリはルンバと共通のものなので、そのまま追加登録できます。
ルンバ同様に遠隔操作可能。
残念ながら現時点ではお互いを認識して連動するといった機能は無いようです。
最後にジェットスプレー噴射や壁際清掃の様子を動画でどうぞ。
これで約3万円とは…
前モデルと比べ、全体的に多くの改善点が見られる新型ブラーバ。約3万円と手の出しやすい価格が魅力的ですね。
以前ルンバ980とブラーバ380jをモニター体験させていただき、結局ルンバ980を購入したのですが…今回のブラーバジェットもかなり購買意欲をそそられる製品です。
恐るべし、アイロボット社。
コメント