Paperwhite信者がOasisに移行してみた
先日Kindle Oasisを購入しました。2ヶ月ほど使用してみて、これまで以上に読書が捗ったので、Paperwhiteとの比較を中心に所感を書いてみます。
自分は2013年に初めてKindle端末を購入して以来「コスパ最強モデルはPaperwhite一択!」だと思い、数回のモデルチェンジでいずれもPaperwhiteを新調し続けてきました。
第10世代の2018年モデルでは、ついに防水仕様となり「もはやOasisの存在価値ってあるのかな…?」とすら思っていました。
Paperwhiteで不満点があるとすれば、太過ぎるベゼル領域が挙げられるでしょう。正直ここは「もう少し何とかならんかなぁ」と感じるところです。手で持つタブレット端末なので、ある程度のベゼルがあれば持ちやすいというのは理解できますが…さすがに太過ぎますよね。
ベゼル部分をもう少し削ってディスプレイ領域を広げて欲しいというのは、Paperwhiteユーザーであれば共感いただけるかと思います。
読書体験を向上させたOasisの魅力
Oasisではこの不満点が解消されています。上下左右のベゼルのうち、左右片方が広めに確保されており、本端末の特徴であるページ送りの物理ボタンが配置されています。
ディスプレイサイズは、無印Kindle&Paperwhiteが6インチ、Oasisは7インチです。ベゼルが細くなりディスプレイ領域が広くなることで、より読書に集中できるようになりました。
ページ送りの物理ボタンも地味に便利でした。スワイプでのページ送りと比べて、確実な触感フィードバックがあるのは予想以上に頼もしいです。実際のページ切り替え速度は端末性能的にはPaperwhiteと大差ないような気がしますが、物理ボタンによる体感がとても心地良いんですよね。
それと合わせて、持ちやすさを重視した背面のグリップ構造。端末の向きで画面も自動回転するので、右持ち左持ちの両方に対応しています。
実際に2ヶ月使ってみると、これらの特徴が総じてOasisの魅力を引き立てていると感じました。
Oasisのレビューではよく「横向きで漫画の見開きが広く読める!」なんて押し出されていますが、7インチディスプレイでの2画面見開きは、言うほど快適ではないと思います。見開きページのときだけ画面を横画面にするとか面倒じゃないですかね。
僕の場合、Kindle端末は移動時や就寝前など、ビジネス書を中心に読書に全集中したい時に使うことにしています。雑誌や漫画、大判の技術書など広い画面でサクサク読みたいときはiPadを使っています。
レスポンスから何から全く違いますからね。何ごとも使い分けが肝心です。
めでたくOasis信者になりました
そんなわけであまりの読書体験の良さに、直近のKindle本積読消化スピードが異次元に突入。読了した本の冊数でも過去最高記録を叩き出してしまうほど。
さすがに極端な例とはいえ、Paperwhiteを超えるポテンシャルを感じたKindle端末という認識が確固たるものとなりました。
Paperwhiteとの価格差が2倍以上と高額なため、これまで購入を躊躇していましたが、個人的には「読書体験をより向上させたいのであれば買い」との結論が出ました。
ちなみに色調調節ライトはまったく使用していません。最初の数回はお試しで使ってみたものの、自分の場合はどの環境でも普段から見ている色調のままの状態の方が読みやすく、特に必要な機能だとは感じませんでした。
めでたくOasis信者となったわけですが、盲信はしていません。欲を言えば充電端子がmicro USBな点も改善してほしいです。ここがUSB Type-Cになれば最高ですね。
参考までに、自分は32GBのWi-Fi、広告なしモデルを購入しました。このあたりは自分の読書スタイルや用途に合わせて選ぶのが無難です。
いまのところカバーは購入していませんが、純正プレミアムレザーカバーが気になっているのでそのうち買うかもです。
セール時に安くなってくれることを密かに期待しています。
追記:サードパーティ製のカバーを購入しました
コメント