【悲報】ビッグドラム、入らず…
これまで使っていたドラム式洗濯乾燥機(日立のビッグドラム)が引っ越し先に設置できなかったため、SHARP製のコンパクトな製品に買い替えました。
サラッと書いてますが引越し日に「防水パンはみ出しちゃうので設置&電気工事できませんね…」と言われ、目の前が真っ暗になりました。つい半年前に購入したばかりだったので普通に泣きそうでした。
一応引っ越し前に防水パンのサイズは確認しており「若干はみ出るかもだけど、なんか下に台とか置けばいけるんじゃね?」とたかを括っていましたがダメでした。
とはいえ物理的に無理なものは無理なので、すっぱり諦めて大急ぎで買い替えです。何とか一週間はコインランドリーで対処しまして、無事に新調完了。現在は快適なドラム式生活を過ごしております。
ビッグドラムに一切不満はなかったため同じく日立製への買い替えを考えていたのですが、残念ながら本記事執筆時点では日立製のドラム式洗濯乾燥機にスリムタイプのものが存在しませんでした。
致し方なく他メーカー製で新居の防水パンに収まる製品を検討し、最終的にSHARP製のコンパクトなドラム式洗濯乾燥機を購入することに決めました。
下記動画は前年モデルの様子ですが、全体の使用感がわかりやすく非常に参考になりました。
2021年モデルを購入
同系統のモデルがいくつも出ていますが、今回購入したのは2021年春モデルの「ES-S7F-WL(左開き)」となります。
洗濯・脱水容量は7kg、乾燥容量は3.5kgです。
これまで使用していたビッグドラムの容量は洗濯10kg/乾燥6kgの大容量だったので、手痛いサイズダウンです。まぁ実際迫力のデカさですからね、ビッグドラム。
寸法・設置場所の確認
肝心のサイズ感についてです。ES-S7Fの外形寸法(幅×奥行×高さ)は、640×600×1,039mm。ボディ幅は598mmとなっています。
設置可能な防水パン(内寸奥行)は、540mm以上。
新居の防水パンにも無事収まる寸法だということがわかりました。
排水溝が本体の真下になる場合は別途排水パイプ等の部材が必要となる洗濯機もありますが、本製品は排水ホースを内部接続できるため配慮不要です。
蛇口の位置は要確認!
今回かなり悩まされたのが蛇口の位置です。新居の洗濯機置き場の蛇口の高さがかなり低く、105cm程度となっていました。
蛇口の位置は、洗濯機本体から+10cm程度の高さが必要となります。
公式の寸法図を見る限りでは、本体の高さが980mm、給水ホースを含んだ高さが1,039mmとの記載があり「ギリギリ収まるか…?」というサイズ感でした。
今回検討を進めていた製品の中には、これ以上の高さを要されるものが多く非常に難儀しました。
ちなみに蛇口の高さが本体より低くなってしまう場合は「壁ピタ水栓」と呼ばれる水栓への取り換えを行えばこの問題をクリアすることができます。
しかしながらこの水栓設置工事は大手家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ等)では対応しておらず、水道業者に依頼するよう促されます。賃貸住宅の場合は大家さんへの確認も必要になりますので、設置までの時間がさらに伸びてしまいます。
今回は急いでいたこともあり、蛇口の取り替え工事は考えず「もうこれで入らなければドラム式は諦めよう!」と本体購入に踏み切った次第です。
設置・使用してみた様子
結果としては無事に搬入・設置できました。
防水パンにも綺麗に収まっています。
心配していた蛇口の給水ホースも、本体背面の隙間にも余力があり、この高さで問題ないとのことでした。
ドア開閉もバッチリです。
洗濯、すすぎ、脱水、乾燥といった基本的な機能は搭載。
毛布や時短、おしゃれ着、部屋干しコース、予約タイマー等もあります。
我が家では標準コースの洗濯&乾燥でほぼ済むので、電源を入れて「スタート」ボタンを押すだけ。洗濯乾燥の容量は少なめですが、慣れてしまえば快適ですね。
洗剤はボールドのジェルボールを使っています。
粉末や液体タイプの洗剤と違って手が汚れません。ドラムの中にポンと置くだけなので楽ちんです。
運転音は24~39dBということで比較的静かです。DDインバーターという低騒音モーターを搭載しており、夜間や早朝に動かしても問題ないレベルです。
お手入れについて
掃除は本体上部の乾燥フィルターと、下部の排水フィルターを外してホコリ取りを行います。
ゴムパッキン部分も定期的に掃除しましょう。
いずれもビッグドラムを使っていた時よりも発生するゴミが少なく、掃除がしやすい機構になっていました。
価格について
本記事執筆時点での市場価格は13万円前後。自分はヨドバシカメラで購入しまして、設置料込みで総額費用が13万5千円くらいでした。
ちなみに最新の2022年モデル「ES-S7G」の価格は約20万円。1年前の型落ちモデルと7万円もの価格差があります。
これほどの価格差ということで、さぞ大きな機能変更があるものと思いがちですが…製品公式サイトを見比べてみると基本仕様は変わらず、以下のような違いが確認できた程度でした。
- カラーラインナップが追加
- スタートボタンのデザインが変更
- ヒーターセンサー乾燥(水冷除湿)の説明に一文が追加
白物家電は毎年のようにモデルチェンジしていますが、それほど大きな機能追加は滅多に見られません。よほど欲しい最新機能がなければ、数年前の型落ちモデルでも十分ですね。
1回の洗濯にかかるコストも製品ページに記載されていますので、気になる方はこちらもチェックしておきましょう。
ドラム式はいいぞ
日立のビッグドラムと比べるとスペックダウンこそしたものの、大きな不満なく活躍してくれています。子どもが中高生になってくると容量的に厳しくなってきそうな気もしますが、洗濯物が多い日でも何度か回せば済むので今のところ十分です。
気になる点といえば、詰め込みすぎると完全に乾かなかないことがあったり、シャツのシワが残ってしまうことがある程度でしょうか?このあたりは必要に応じて追加で乾燥かけるなりアイロンすれば済む話ですね。
改めて洗濯機–ベランダ間の往復がなくなり、乾いた洗濯物を畳むだけという家事の時短革命を堪能しています。コンパクトなドラム式洗濯乾燥機をお探しの方は、ぜひ本製品をご検討ください。
防水パンのサイズが十分かつ大容量をお求めの場合は、もちろんビッグドラムをおすすめします。
現場からは以上です。
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