ついに買ったぞドラム式!
ここ数年、買う買う詐欺を続けていたドラム式洗濯乾燥機をついに購入しました。
僕は生粋のガジェット好きではあるものの、いわゆる白物家電にはまったく興味が沸かず、それなりに使えれば型落ちでも問題ないというスタンスです。
そういった事情もあり、ドラム式洗濯乾燥機も確実にQOLが上がる製品だと理解はしていたのですが、どうにも面倒な要素が多く何年も後回しにしていました。
- 従来の洗濯機の引き取り処理が面倒
- デカそうで本体のサイズ確認が面倒
- 搬入経路や事前の見積もり確認が面倒
- まわりに置いているスチールラックとの兼ね合い考えるのがダルい
- まぁまぁ高い
このあたり共感いただける方も多いかと思います。
いよいよ買い替えせざるを得ない状況に
しかしながら、子ども2人が小学生となり、洗濯物も段々と増えて洗濯の負荷が上がってきました。
- 常に洗濯カゴがいっぱいの状態で萎える
- 1日2回ほど洗濯機を回さなければならない
- 洗濯機 – ベランダ間の往復が地味に大変
- ひとつひとつを洗濯ハンガーに付けなければならず大変
- 洗濯物の取り込みも数が多いと大変
- 天気の状態に左右され乾かすのが間に合わない場合がある
- 雨の日は室内に干さなければならない
- 使っている洗濯機の乾燥機能が微妙過ぎて正直使い物にならない
これまで使っていた洗濯機も導入から10年が経過。いよいよガタついてきまして「マンションの下の階の人に迷惑かも…?」なレベルで音がうるさく感じるようになっていました。
洗濯槽クリーナーを使ってもニオイが気になるようになったりと…ネガティブな要素が蓄積したことで重い腰を上げた次第です。
近々引っ越しを考えていたこともあり、購入タイミングやサイズを決めあぐねていたのですが、とにかく現状の問題解決を最優先とすることにしました。
日立のビッグドラム
買ったのは日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-SG100EL-W」です。洗濯容量は10kg、乾燥容量は6kg、乾燥方式はヒートリサイクル乾燥となっています。「風アイロン」ってのがウリらしいです。
以前から見繕っていた機種であり、ビックカメラのアウトレット品として価格が安くなっていたことが決定打となりました。すでに生産完了している製品です。
ぶっちゃけメーカーや機能の違いはほとんど見ていません。家電雑誌のランキング上位に入っていたことや、YouTubeのレビュー動画などを参考にした程度で「これなら大きな失敗はしなそうかな?」と判断しました。
結論から言えば「早く買っておけば良かった」シリーズ歴代1位です。
搬入と設置
事前に本体の寸法を確認。設置とリサイクル回収は、購入と合わせてビックカメラにお願いしました。
- 本体価格:169,800円
- 設置:1,100円
- 洗濯機リサイクル:4,180円
洗濯機や冷蔵庫などの大型家電はトラブルが生じた際のリカバリーが大変なので、Amazonではなく専門的なサポートの手厚い家電量販店を選ぶようにしています。
搬入や設置は委託業者の方が対応してくれました。古い洗濯機はものの数分で撤去してくださり、試運転等含めて15分程度で作業完了というスムーズさに驚きました。
ホースの長さも当日確認の上、短く切ってコンパクトに仕上げていただきました。「これならもっと早く頼めば良かった…」と、心から感じるほどの神対応。これぞ顧客ロイヤリティ。
設置可能防水パン(内寸奥行540mm以上)には収まったものの、前面の膨らみによる圧迫感は結構なものでした。できれば家電量販店等で実物を確認しましょう。
小さなお子さんの居る家庭では、洗濯機の中に子どもが入って閉じ込められてしまう事故を心配される親御さんも多いかと思います(僕もそうでした)。本製品はチャイルドロックに加えて「閉じ込め防止機能」が備わっています。安全性を重視するのであれば、このような機能もきちんと確認しておくと良いでしょう。
ところでドラム式の洗濯槽を見ると、CERNのLHC(The Large Hadron Collider)を彷彿とさせるデザインがオタク心をくすぐりワクワクします。
(我が家でこれを見てテンション上がるのは僕だけでした…)
使ってみた
どうでも良い余談を書いてしまったので本題です。実際に使ってみた様子をご紹介します。
洗剤は本体前面左上にある洗剤ケースから投入します。
粉末、液体タイプの洗剤と漂白剤、柔軟剤に対応しています。
ここから洗剤を入れると掃除が面倒くさそうなので、僕はボールドのジェルボールを使っています。
少々値段は張りますが、こいつを洗濯槽にポンと入れるだけで済むのでめっちゃ楽です。
せっかくドラム式を使うのですから、細かいところでケチってもしょうがないです。積極的に時間をお金で買っていきましょう。
あとは洗濯物をブチ込んで、洗濯・乾燥をスタートするだけ。色々なモードがありますが、いまのところ「標準」「おいそぎ」「ナイト」しか使っていません。毛布や消臭除菌、花粉コースは季節によっては重宝しそうですね。
かかる時間は洗濯物の量に依存します。標準だと3,4時間程度で終わる印象です。ナイトコースは寝る前にスタートして、朝目覚める頃にちょうど終わってて最高。
使い始めの頃はドラム式特有であるたたき洗いの仕組みを理解できず「全然水入ってないけど大丈夫…?こういうもんなの??」と困惑しましたが、洗濯後は汚れもニオイも問題なく落ちていました。水道代も半分ほどで済む模様。
放っておくだけで乾燥されたホカホカな衣類ができあがっています。容量少なめで適当にシャツとか放り込むと、シワが勝手に伸びてて笑う。科学の進歩はアイロンの仕事まで奪ってしまうのか。
僕はもともとアイロンがけが面倒なので、シワになりにくい服を好んで着ています。そういった方であればこの乾燥能力で十分満足できるかもしれません。
これまで洗濯機の乾燥機能を信用していなかった僕でも、タオルがふっかふかな状態で仕上がった様子を見て思わず笑みがこぼれました。
洗濯で笑ったことあります??
お手入れについて
そんな便利なビッグドラムくんですが、日々ちょっとしたお手入れが必要です。乾燥機能を使うとホコリが排出されるので、使用後に除去しなければなりません。
具体的には3箇所の掃除ポイントがあります。
①ドアパッキンのゴム部分
乾燥機能を使ったあとは、ドアパッキンのゴム部分にホコリが付着しています。そのままだと衣類を取り出す際にホコリが付いてしまうので、ウェットティッシュ等でササッと拭き取りましょう。
乾燥する場合はほぼ毎回掃除が必要です。個人的には「これくらいやりまっせ!」って感じですが、YouTubeのレビュー動画ではこの対応が面倒という意見をよく見かけますね。
それからベロっとめくれる内側部分に溜まっているホコリは見落としがちです。たまに掃除するようにしましょう。
②乾燥フィルター
本体上部にある乾燥フィルター。こちらも毎回のお手入れが推奨されています。
乾燥フィルターを垂直に引き上げると、中にホコリが溜まっていることが確認できます。
こいつの掃除方法が結構面白くて、僕は楽しく掃除してます。ケースをところてんみたいに押し出して、ホコリを取り除くスタイル。目詰まりや汚れが酷い場合はウェットティッシュで拭き取ったり、水で洗い流す形になります。
内部フィルターも取り外せるなど、綺麗好きな日本人に最適化されたよくできた機構になっています。
③糸くずフィルター
本体前面左下にある糸くずフィルター。こちらは定期的なお手入れが必要です。
カバーを開けて糸くずフィルターをひねって取り出します。髪の毛や糸くずがまとまっているので、ゴミ箱にパパっと捨てるか、水でザッと洗い流すなどしましょう。
「定期的」というのは頻度が曖昧で忘れがちなので、僕はドアパッキンや乾燥フィルターの掃除と合わせてやってます。ちなみに掃除し忘れて汚れが溜まっている際は、画面表示や音でアラート出してくれます。便利な時代ですわ。
劇的に変わった洗濯まわりの生活スタイル
というわけで日立の「ビッグドラム BD-SG100EL-W」をサクッとレビューしていきました。実際に1ヶ月使ってみて、洗濯まわりの生活スタイルが大きく変わり驚いています。
- 洗濯カゴがスッキリしていて精神衛生上良い
- 洗濯機を回すことが手間に感じなくなった
- ベランダに干す必要のある洗濯物が皆無になった(手洗い必須の衣類や厚めの布団くらい?)
- 洗濯ハンガー、洗濯バサミがほぼ不要となったので一部を残して捨てた
- 靴下やバスタオルなどの総数を減らすことができた
- 洗濯乾燥の改善により断捨離したモノの分の収納スペースが確保できた
- 洗濯物を物干し竿に「干す」「取り込む」ための移動と作業が消滅した
- 干しっぱなしの洗濯物を見てウンザリすることがなくなった
- 洗濯まわり起因の些細な夫婦げんかが発生しなくなった
- 天気を気にする必要がなくなった
- ナイトコースの静音性が抜群
- 毎日お気に入りの服が着れる
最後の「毎日お気に入りの服が着れる」は、小さな子どもが居るご家庭に最もおすすめしたい点です。
特に未就学児の子どもは、朝お気に入りの服が無いとグズって泣きわめくケースが見られるでしょう。お気に入りの服が洗濯されており着ることができない…これは子どもにとって大事件なのです。
同じ服を着たいというこだわりは、2歳過ぎ~幼稚園期くらいでよく見られます。この時期というのは、第一次反抗期(イヤイヤ期)にあたり、自己主張が特徴的で、自分で決めたいという思いが非常に強くなる時期です。
とはいえ、実際には、まだまだ全てを自分で決められるわけではありません。親に依存していることが多々あるからです。そんな中で、洋服というのはこだわる対象として恰好なのだと思います。つまり、この時期の子供たちにとって、洋服などの好みは自己主張をぶつけやすい対象とも言えるのです。
「あの服じゃないとヤダ!」 同じ服ばかり着たがる子どもゴコロって、どうして? 教えて!こどものココロ ~もやもや育児~
我が家は女の子ということもあり、自分なりのおしゃれな組み合わせが揃わないと朝から機嫌が悪くなってしまいます。保育園に通っていたときは、仕事前にこの対応に追われ疲弊する日々もありました。ドラム式洗濯乾燥機はこんな問題も解消してくれます。
子どもに限らず、大人でもお気に入りの服を毎日着ることができるというのは大きなメリットです。かのスティーブ・ジョブズが意思決定の回数を減らすために、同じ服を何着も持って着回していたのは有名な話ですね。
あれと同じようなこともドラム式洗濯乾燥機があれば実現できます。その日に着た衣類を夜に洗濯・乾燥すれば、朝には同じ服を着ることができます。おしゃれに気を使う方は同じ服を毎日着るのはナンセンスと思われるかもしれませんが、部屋着や下着などはお気に入りのものが着用できると気分も上がることでしょう。
とにかく画期的で、これまでの常識を覆す家電製品だと感じました。気になる電気代もそれほど跳ね上がることはなく、個人的には大変満足しています。
これで我が家にロボット掃除機、食器洗い乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機という「新・三種の神器」が揃ったわけですが…今回のドラム式洗濯乾燥機は、最もQOLのブチ上がった家電と言って間違いありません。
家事に追われてなかなか自分の時間を確保できないという方は、時短で心の余裕を取り戻しましょう。
皆さんもぜひご検討ください
本記事でご紹介したビッグドラム「BD-SG100EL-W」はすでに生産完了製品となりますので、ネットや店頭でも在庫は限られた状態かと思います。
現在は後継機の「BD-SG100GL」が出ている模様です。これから購入される方は、こちらの機種を検討していただくのが良いかもしれません。
また、別機種ですがドラム式洗濯乾燥機の”元アンチ”視点によるレビュー動画が参考になるかと思いましたので紹介しておきます。おしゃれ着を洗濯乾燥した際のシワの様子を確認できますので、こちらも合わせてご覧ください。
現場からは以上です。
追記:引っ越しの都合でSHARP製のドラム式洗濯乾燥機に買い替えました
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