新しい提案をしてみる
エプソンからスマートグラス『MOVERIO BT-200AV』のモニター機をお借りしています。
前回「どうしたらMOVERIOが一般普及するか」真剣に考えてみたのですが、どうにも「映像を見る端末」という印象が強く、それ以外の用途に目が行っていませんでした。
そこで改めて自分が書いた記事を振り返ってみたところ、新しい提案が思い浮かびました。
スマートグラスで電子書籍を読む
MOVERIOは通常、専用ストアから対応アプリをインストールする形なのですが、Amazonアプリストアをインストールすることで使えるアプリが大幅に増えます。
ゲームやユーティリティ系のアプリが使えるのはもちろん、Amazonと言えば「Kindle」のアプリがあることを失念していました。これなら「目の前で本を開きつつ作業ができるのでは?」と。
電子書籍×シースルーのスマートグラス、なぜ今まで思いつかなかったのか…固定観念こわい。
というわけで今回は、MOVERIOで電子書籍を見ながら作業はできるか?試してみることに。
Kindleアプリの準備
まずは下準備。AmazonアプリストアからKindleアプリをダウンロード&インストールします。
アプリを起動してサインインすると…
先日まとめ買いした「干物妹!うまるちゃん」が並んでいました。うまるちゃんかわいい。
果たしてどの程度読めるものなのか?
マンガ、雑誌、技術書などいくつかダウンロードしてサクッと見てみることに。
マンガ
まずはマンガです。
単行本くらいのサイズなら、拡大しなくてもわりと普通に読めました。 エレンはいつになったら地下室にたどり着くのでしょうか。技術書
続いてプログラミング関連の技術書。
これはそのままでは文字が小さすぎてまともに読めませんでした。 そろそろまともにUnity勉強したいです。雑誌
大判の雑誌も同じような感じですね。
拡大すれば読めなくはないですが…やはり解像度の低さがネックとなります。終始しかめっ面で読んでました。
電子書籍を見ながら作業ができるか?
さて、肝心の「電子書籍を見ながら作業ができるか?」という点については「できなくはないが疲れる」という感じでした。そもそも目の前でディスプレイを見ているような状態で、さらにパソコンの画面を見ることになるので目がめっちゃ疲れました。
また、これまでのレビュー記事でも言及していますが、MOVERIO本体がまだまだ軽いとはいえないため長時間の使用は厳しい印象です。操作性の面に関しては「本を選ぶ」「ページをめくる」程度がメインのため、レスポンスの遅さが気になることはありませんでした。
やはり「もう少し軽くて解像度が高ければなぁ…」という思いが強まります。ほんとにこれが解消されれば、今回のような使い方の幅も広がり、実用性も格段に高まるのではないでしょうか。
軽くて使い勝手の良いスマートグラスを使いたいです。エプソンさん、よろしくお願いします。
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