他人に見られたくないアプリをロック
サンワダイレクトさんからサンプル提供いただいた、スマホのセキュリティ製品「アプリロック」のレビューです。
SNSやクラウドストレージ、健康管理やお金関係など、利便性と引き換えにプライバシー情報の詰まったアプリは多々あります。普段自分だけが使用する分には問題ないのですが、ふとした時に他人にスマートフォンを手渡したりすることもあるでしょう。
例えばスマホで撮った写真を見せる時などに「プライバシー性の高いアプリを使われたくない」とか、展示会用に設置するタブレットで「必要なアプリ以外をロックしたい」といったシーンが思い浮かびます。
本製品は、そのような「他人に見られたくないアプリ」を専用のキーとアプリを組み合わせることによって、簡単にロックできるようになるという代物です。
専用の物理キー
こちらが専用の物理キーです。
キー本体と説明書が入っていました。
キーは指でつまめる大きさで軽量。本体にボタンなどはなく、キーチェーンを装着できるフックが付いている程度です。
プラグ部分をスマホのイヤホンジャックに抜き挿しし、アプリのロック&解除を行ないます。
当ブログでも以前紹介した「iKey」と似たような形式ですね。
専用アプリ「AP Lock」
ロック対象のアプリを管理するには、専用アプリ「AP Lock」を使います。
Google Playストアの検索窓から探す場合は「サンワサプライ AP Lock」と入力すれば出てきます。
「AP Lock」のみで検索すると、関係ないアプリがたくさん出てきますのでご注意を。
インストールが完了したら初期設定を行ないます。
はじめて起動する際は「電話管理者設定」のダイアログが表示されますので、必要な権限を付与します。ロック対象のアプリを管理するために、他のアプリの使用状況などの情報にアクセスできるようにするわけですね。
管理者設定が終わると簡単な説明が表示されます。
流れとしては「カギとパスワードの設定」を行ない「ロックするアプリを選択」するだけです。
カギとパスワードの設定
まずは専用アプリ「AP Lock」と専用キーのひも付けを行ないます。
キーをイヤホンジャックに挿した状態で「カギの設定」をタップすると、アプリとキーのひも付けが完了します。
続いて、キーを紛失してしまった時用にパスワードを設定。
専用キーの抜き挿しでロック&解除を行なうわけですが、万が一ということもありますので。
カギとパスワードの設定が終わったら、続いてロックするアプリを選択します。
ロックするアプリを選択
「ロック設定」をタップすると、端末にインストールしているアプリ一覧が表示されます。
この画面でロックしたいアプリにチェックを入れましょう。
チェックを入れてからキーを抜くと、すぐにロック機能が有効になります。
実際に使用した様子
実際に使ってみた様子を動画におさめました。
ロックがかかったアプリを起動すると、AP Lockのロック画面が表示されタップしても操作できません。
キーを挿すと使用できる状態になり、キーを抜くとロックがかかるという仕組みです。専用アプリ「AP Lock」側でロック対象から解除すれば、キーなしで普段どおり使用できます。
簡単ですね。
無効時間の設定も可能
少しの間だけ誰かに貸すといった場合に、一定時間ロックを無効にする機能もあります。
アプリを起動中でも、指定時間が経過するとその時点でロックがかかります。「子どもに30分だけゲームを遊ばせる」なんて使い方もできそうです。
本記事執筆時点ではAndroid 6.0以上は動作対象外
対象機種および対象OSは、以下のとおりです。
【対応機種】 4極オーディオジャックを搭載し、専用アプリ「AP Lock」がインストール可能なAndroidスマートフォン、タブレット
【対応OS】 Androidバージョン4.3~5.1.1アプリロック(スマートフォン・タブレット・Android専用・AP Lock) 400-APSL001の販売商品 | 通販ならサンワダイレクト
Android 6.0以上の端末で動作確認してみたところ、初期設定の段階でアプリが落ちてしまい、ロック機能が使用できませんでした。サンワサプライの方によると、残念ながら本記事執筆時点ではAndroid 6.0以上の機種には対応していないということでした。
今後「6.0以降のバージョンでも対応できるよう検討・
スマホの操作に慣れない方や高齢者にも
セキュリティ系のアプリでよく見かける暗証番号やパターンの入力は不要。キーの抜き挿しだけでロックと解除ができる非常にシンプルな仕組みになっています。
画面の盗み見を心配したり暗証番号を覚えておく必要もないため、スマホの操作に慣れない方や高齢者にも使いやすそうな製品だと感じました。
細かい商品仕様など、より詳しい情報はメーカーの紹介ページをご参考ください。
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