Chromebookを1万5千円で購入
ASUSのアウトレットにてChromebookが1万5千円程度で売られていたので購入。今回購入したのはC200MAの中古品。
返品不可となっていたが外観的には傷もなく新品同様だった。
付属品は説明書類と電源アダプタのみ。
特に新しい製品でもないので外観の写真をザッと並べておく。
スピーカーが底面にあるため音がこもらないか不安だったが、音質はわりと普通で安心した。
主なスペックは以下のとおり。
- インテル® Celeron® プロセッサー N2830
- 11.6型ワイドTFTカラー液晶 (LEDバックライト)
- 解像度1366×768
- インテル® HD グラフィックス (CPU内蔵)
- 92万画素Webカメラ内蔵
- メインメモリ 2GB
- 内蔵ストレージ 16GB
- バッテリー駆動 約11時間
- USB 3.0×1
- USB 2.0×1
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
- HDMI出力×1
- Bluetooth 4.0
- 重量 約1.1kg
- 幅304.3mm×奥行き200mm×高さ19.8mm
重量約1.1kg、バッテリー駆動時間が約11時間という点は評価したい。
しかしながら内蔵カメラの画素数や記憶容量を見ると必要最低限といった感じだ。スペックだけで比較するならミドルレンジ〜ハイスペックスマホの方が上回っているようなレベルだ。
スマホ並みというのは何も悪いことだけではない。初期設定もネットワーク接続とGoogleアカウントのログインなど簡略なものだけで完了する(ログイン不要のゲストモードもある)。
起動に関しては「わずか数秒」という表現が誇張でないことを書いておこう。最近のWindows、Macも大昔に比べれば早くなっているのでそれほど優位性を感じないのが残念だ。
もはやGoogle Chromeだけで事足りる?
このChromebook、OSはChrome OSとなっている。その名のとおりGoogle Chromeがインストールされていることは言うまでもなく、それに加えてGoogle Appsが使えるのが特徴だ。
逆に言えば、WindowsやMacで標準的に使われているようなデスクトップアプリの類はインストールはできない。
とはいえ、日常的にネットライフで利用するウェブサービスはそもそもWeb上で利用できるものがほとんどだ。むしろGoogle Chrome内で完結するため、利用用途がインターネット中心であればChromebookで事足りてしまうことに気付かされた。
Kindle Cloud Readerで電子書籍も読める。
つい先日、日本でもサービスが開始されたGoogle Play Musicも問題なく使えた。
Chromeリモートデスクトップも使えるので、メインマシンを起動しておけば外出先から操作することもできてしまう。やろうと思えばプログラミングもできる。
そんな感じで調子に乗って多くのアプリやタブを同時に展開していたら動作がもたついてきた。あまりの快適さに「ヘビーな処理は厳しい」という前提を忘れていた。それほど普通に使えてしまったのだ。
ちなみにSDカードなどで容量拡張もできるが、ローカルにアプリを入れてコンテンツを貯めるような使い方は向いていないように感じた。そういうのはメインマシンでやるのが良さそうだ。
これが真のネットブックか
コンテンツはクラウド上が基本。必要な時にだけアクセスする。Chromebookではこれがスタンダードな使い方になる。特にGoogleのウェブサービスにどっぷりと浸かっている人は、普段と何ひとつ変わらない快適さに驚くだろう。
一方、WindowsやMacでは当たり前となっている「デスクトップアプリを使ってバリバリ作業をこなしたい!」といった人には向いていない。価格とともにスペックは抑えられ、インストールできるアプリも限られている。あくまで2台目、3台目といったサブマシンのポジションだ。
ノートPCでの作業はネットやちょっとした文書の作成がメイン。PCでやりたいゲームも特になく、重い作業をすることもない。とにかく安くて使い勝手の良いネットブックが欲しい。そんな需要に答えてくれるのがChromebookだ。
スペック云々よりも「低価格で快適なネットライフを送りたい」インターネットの常時接続が当たり前となりモバイルネットワークが十分に整備された今こそ、ネットが中心となる本当の意味でのネットブックの市場が開拓されたのではないだろうか。
追記:Lenovoが最高のChromebookを出してくれました
これは名機。Lenovo IdeaPad Duet Chromebookレビュー
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