30歳プログラマ、20代を振り返るの巻

30歳になりました

こんにちは、星影(@unsoluble_sugar)です。

記事の公開は日をまたいでしまいましたが、4月3日で30歳になりました。三十路岬です。

Lucky Star らき☆すた ED #16 Misoji Misaki 「三十路岬」

20代を振り返ってみる

ぶっちゃけ僕はこの歳まで生きるつもりが無かった人間なので、大した人生計画など立てず30歳を迎えてしまいました。まぁ何もしなくても時は過ぎ、人は歳をとるということですね。

今回は30歳という節目の良い機会なので自分の20代を軽く振り返ってみることにしました。個人的な振り返りに過ぎませんが、いま現在20代の方々へ何らかの参考になれば幸いです。

タイトルのとおり僕はプログラマなので、その辺りのお話がメインです。これからIT業界を目指すというフレッシュな方々にとっては少し先の未来を垣間見れるかもしれませんね(笑)

20代でやったこと

20代で自分が経験した比較的大きな出来事を挙げてみました。

  • 大学卒業
  • 就職
  • 結婚
  • 娘産まれる
  • 転職

ざっとこんな感じでしょうか。

これらについてひとつずつ振り返ってみたいと思います。

大学卒業

一浪して入学した大学を23歳で卒業しました。ちなみに専攻は森林動物学です。いまのお仕事とはまったく関係ありません/(^o^)\

とはいえ学問なり人間関係なり本当に色々なことを学びました。いまも付き合いのある良い仲間たちとも出会えたのも、この大学生活があってこそというものです。現在学生の方で、もしどのサークルにも所属していないということであれば、何かしらのサークルに入ることを強くおすすめします。

あと、単位はきちんと取りましょう。

就職

何やら最近の就活では、50〜100社エントリーするのが普通(?)という話もチラッと聞きましたが、僕がエントリーした会社はわずか2社です。

別にこれが凄いだろとかそういう話ではなく、本当に自分が受けたい企業のみに絞ってエントリーしたら、たまたま志望した会社に採用していただけたというだけの話です。

就活について

ちなみに受けた2社の業界としては、大学で学んだ系統の業界と、いま自分が仕事をしているIT業界です。IT業界って、大学の専攻とまったく関係なくね?と言われがちですが、決してそんなことはありません。データ分析するのにも論文書くのにも、今やパソコンや様々なソフトウェアが欠かせないものとなっています。

日々そういうものに触れているうちに「これはどういう仕組みで動いてるんだろう?どうやって作ってるんだろう?自分でもこういうの作れるのかな?」といった興味が湧き始めました。あわよくば自分の作ったものが世の中の多くの人々に使ってもらうことが出来るなら、それはとても誇らしいことではないかと思ったわけです。

そんなことを考え始めてしまったが最後、ソフトウェア開発というものにすっかり心を奪われてしまったわけですね(笑)そしてそれを知るためにはその世界に飛び込むのが手っ取り早いだろうということで、無謀にも未経験上等で門を叩きました。

SIerでSE

そんなこんなで中小企業なSIerで、システムエンジニアをやることになりました。何せ未経験ですからね…仕事を始めた当初は本当にもう先輩方に迷惑かけっぱなしで、毎日ヒイヒイ言ってました。後述しますが、転職するまでの5年間はこの会社でお世話になりました。

確か最初の1ヶ月目はC言語の勉強で、本読んだり先輩が作った課題こなしたりしてました。今で言うCodeIQ的な感じですね。何となくC言語に慣れてきた頃に、電卓やら社内で使ってるメッセンジャーソフトのログ解析プログラムとか作りましたね。

本格的に業務に入ったのは、半年くらいからでしょうか。中国語のテキストを日本語に置換するバッチだったかな。まぁできあがったものはバグだらけで、コードレビューは地獄だったわけですが(汗)そこからしばらくは、主力製品の関連バッチプログラム作成の日々が続いたり。

1年目の最後の方で、はじめてお客さんのところへ出向いての現地作業を経験。現地作業前夜に仕様の曖昧な部分が発覚して、深夜2時頃に先輩社員2人の言い争いを仲介したりしたのも良い思い出です。そんな感じで2年目、3年目は数々の受託案件をこなすことに。

この頃はひと月に1人月分の案件を3つ入れられてることもありましたね。ひとりで設計から開発、テストまでをひと通りこなせるようになったので結果的には良かったです。気付けばこの期間だけで、扱かえる言語が6つくらい増えました。本当にありがとうございます。

4年目になると、主力製品のメインメンバーを務めつつ受託案件のお手伝いをしたりと、忙しい日々が続きました。最後の年となった5年目は、製品企画担当になったり会社HPのアクセス解析のお手伝いしたりと、もう何でもやってましたね。

グダグダ書いてたらキリが無いので、この話はこの辺りで切り上げましょう。お仕事の話をもう少し知りたいという方は、退職時に書いた記事を読んでいただければと。

とりあえず、おかげさまで最終的に扱える言語は10個くらいになりました。製品開発、受託開発含め、本当に良い経験をさせていただいたと感謝しています。

結婚

話が前後してしまいますが、入社2年目の秋に結婚しました。25歳です。

社内恋愛とかではなく、相手は高校卒業後から付き合っていた彼女です。そう考えると随分長い付き合いです。色々ありましたが何だかんだで相性良かったんですよね。

結婚については価値観がそれぞれ異なるので何ともいえませんが…とりあえず貯金はしておいた方が吉です。

娘産まれる

27歳の時に娘が誕生。

切迫早産、帝王切開

おそらく僕の人生で一番長い2日間となりました。予定日の2ヶ月前という切迫早産でした。

この日は早朝から調子が悪いということで病院に駆け込んだのですが、まさかその日に出産となるとは思ってもいませんでした。

自然分娩を想定していたので、あまりの急展開に手がっ…脳に追いつかねぇ…!!

無事に出産。これで一息ついたと思いきや…

まだ安心できない

産まれた子供が翌日手術をすることに。深夜にお医者さんから手術に関する怒涛の説明と書類の嵐。その夜の帰り道では、出産の喜びと手術に対する不安が入り混じった涙をボロボロ流したり。

さらには手術後、1ヶ月ほどNICUに通い詰めとなりました。

その後、無事に退院。今では毎日元気に走り回っておしゃべりしてます。こんな出来事など無かったかのように。

娘マジ天使。

転職

そんなこんなであれよあれよと時は経ち、人生ではじめての転職をすることに。

SIerを離れる

ザックリ言うとこれまで働いていたSIerではなく、Web系、スマホアプリ系のお仕事をしたいということで、前職を辞めることにしました。退職に関しては以前記事を書いたので、詳細が気になる方はそちらを読んでいただければと。

退職後、半年くらいはかなり自由に過ごしていました。積んでいた技術書を消化したり、これまでほとんど参加することのなかった外部の勉強会に顔を出してみたり、自分が勉強したことを発表させていただいたり。とにかく捻出した時間で、色々と新しいことに挑戦してみました。

とあるスタートアップとの出会い

そんな中、直感的に「これだ!」と感じるサービスに出会うことができました。そのサービスというのが、aorb(アオーブ)という写真を使ったQ&Aサービスです。
お話を聞いた際、エンジニアを募集しているということで、こちらから猛烈アプローチをしてメンバーに加えていただく次第となりました。

まぁここでサービスの説明をするのもちょっとアレなので…気になる方はアプリをダウンロードしてみてください。現在はiOS、Androidでアプリを提供しています。

僕はこのアプリのAndroid版を担当しています。Androidアプリ開発はこの会社に入ってから始めたので、もう毎日が勉強です。サービス自体も日々改善の繰り返しで終わりがありません。

でもいまはそれが凄く楽しいです。

30代をどう生きるか

というか10年間分振り返るのって結構疲れますね。もういつの話だか覚えてねーよ!みたいな事がほとんどです(笑)

個人的には、30代に入る直前に転職をしたというのは良い区切りになったんじゃないかなと思っています。新しい環境で心機一転、それもまたひとつの道だと思います。プログラマでは35歳定年説なんて話がよく出ますが、僕はそんなこと考えていません。できれば生涯プログラマとして生き続けたいと思っています。

僕がこの業界に携わることになったのは社会人になってからですが、IT業界というのは本当におもしろい業界です。この世界はとても広く、深いです。荒んだり病んだりする方が多い業界でもありますが、それでも僕はこの業界に入って良かったと心から感じています。

自分の作ったサービスが世界を変えてしまう可能性があるというワクワク感、そうそう味わえるものではありません。若く優秀な方々に出会える機会も多く、勉強会やTwitterなどでも教えられることばかりです。

30代はそんな若者たちに負けないよう、変化に適応しつつスキルを高めていきたいですね。

星影

星影

Tech Hunter代表。マルチポテンシャライト。 ガジェット、アニメ、ゲーム、インターネットが好き。

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