SOUNDPEATS様より商品提供いただきました、オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS GoFree 2」のレビューです。
1ヶ月ほど使用した所感や、類似のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Shokz OpenFit」との違いについて書かせていただきます。
SOUNDPEATSについて
SOUNDPEATSは、2010年に中国深センで設立された企業で、主にワイヤレスイヤホンやヘッドホンなどのオーディオ機器の開発・販売を手掛けています。
同社の特徴は、手頃な価格帯ながら高い性能と機能を備えた製品を提供することにあります。特にBluetoothワイヤレスイヤホンの分野で高い評価を得ており、Amazon等の大手ECサイトで人気の製品を多数リリースしています。
今回ご紹介する「GoFree 2」のほか、複数のアワードを受賞したワイヤレスイヤホンが販売されています。いずれも価格が手頃で性能が高いことから、SOUNDPEATSはコストパフォーマンスに優れたオーディオブランドとしての人気を確立しています。
製品概要
SOUNDPEATS GoFree 2は、手頃な価格ながら高音質で多機能、耐久性に優れたオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
本製品は国内最大級のオーディオビジュアル機器アワード「VGP2024」において、Bluetoothフロート型イヤホン(1万円未満) 部門で金賞を受賞しています。
最大の魅力は、1万円以下の価格帯でありながら高音質のサウンド技術を搭載している点にあります。さらには長時間の連続再生、防水性能など、手頃な価格帯ながらワイヤレスイヤホンに求められる機能を多々実現しています。
高音質を実現する技術
GoFree 2は16.2mm径のダイナミックドライバーを搭載し、独自技術の「ラムダ型音響空間2.0」を採用しています。これにより低音域の再現力が向上し、サウンドの広がりが改善されています。また、LDACコーデック対応により、ハイレゾ音源の再生も可能です。
長時間の連続再生とマルチポイント接続
本製品は最大9時間の連続再生が可能で、充電ケースを使えば合計35時間以上の再生時間が確保できます。1日中ずっと音楽を楽しめるバッテリー性能は嬉しいですね。
マルチポイント接続にも対応しており、スマホとPCの2台を同時に接続して使用できます。PCで作業を済ませて移動する際も切り替え不要でスムーズです。
優れた装着感と防水性能
オープンイヤー型のイヤホンは耳を塞がないため、長時間装着しても疲れにくいのが特徴です。本製品は耳掛け部分にシリコン素材を使用しており、装着感も快適です。IPX5の防水性能を備えているため、ランニング中に汗をかいたり多少の雨であれば濡れても支障のないレベルと考えて問題ないでしょう。
通話品質の向上とタッチ操作
マイクにはENC(Environment Noise Cancellation)ノイズリダクション機能が搭載されており、周囲の雑音を低減して通話の品質を高めてくれます。また、イヤホン本体にはタッチセンサーが備わっているため、音量調節や通話の応答操作もイヤホン単体で行えます。
タッチ操作のアクションはアプリ設定で変更可能なため、自分好みにカスタマイズできます。
実際の使用感
装着感と外音取り込み
GoFree 2のイヤホン本体は耳掛け式のワイヤレスイヤホンのため「ながら聴き」で長時間装着するのに最適です。私は在宅仕事がメインなのですが、仕事や料理をする際にリビングや部屋に居る子どもの様子が気になります。こういったケースで周囲の音を耳に入れつつ、音楽や動画を楽しむことができるのがオープンイヤー型の特徴ですね。
自宅や公園など静かな環境ではイヤホンの音が十分に聞こえる一方、騒音が激しい場所では聞こえづらくなる点には注意が必要です。
音質と低音の再現力
低音が力強く、高音もクリアなサウンドが特徴的で、ジャンルを問わず様々な音楽を楽しめます。個人的にもう少し迫力を増したいと感じたため、専用アプリでイコライザー調整をしてみました。
アプリではプリセット選択や手動でカスタマイズできる他に「アダプティブイコライザー」という機能があります。アプリの指示に従って聴覚試験のような形で、自分が聞き取れる音の周波数を分析してくれます。この結果に応じて個人に最適なイコライザー調整を自動でしてくれる機能です。
実際に高音質な音源を聴いてみると、音の広がりや強弱がハッキリし、この価格帯のイヤホンとは思えない音質が実現できました。SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンはハイレゾ対応している製品が多く、音質へのこだわりを感じます。
バッテリー持続時間
本体だけで公称値どおり約9時間の連続再生が可能でした。充電ケースを使えば35時間以上の再生時間が確保できるので、1日中音楽を楽しめます。
1.5時間の充電で満充電になり、15分の急速充電で2時間使用できるのも便利な点です。
操作性と接続の安定性
Bluetoothペアリングで簡単に接続できるので、面倒な操作は必要ありません。最大10mの接続範囲で自由に移動できるのもグッドです。私の使用環境では、音がプツプツと途切れるようなことはなく接続も安定しています。
Shokz OpenFitとの比較
同じくオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンということで、手持ちの「Shokz OpenFit」と比較してみました。
スペックの違い
両製品の主なスペックは以下のとおりです。
項目 | SOUNDPEATS GoFree 2 | Shokz OpenFit |
---|---|---|
形状 | 耳掛け式オープンイヤー型 | 耳掛け式オープンイヤー型 |
防水性能 | IPX5 | IP54 |
連続再生時間 | 9時間(イヤホン) 35時間(充電ケース併用) | 7時間(イヤホン) 28時間(充電ケース併用) |
マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.2 |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, SPP, GATT | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
対応コーデック | AAC, SBC, LDAC ハイレゾ認証を取得 | SBC, AAC |
Bluetooth通信範囲 | 最大10m | 最大10m |
重さ | 約9g(イヤホン/片側) 約71g(充電ケース+イヤホン両側) | 約8.3g(イヤホン/片側) 約57g(充電ケースのみ) |
カラー | パールブラック ブラック | グレー ベージュ |
マイク | ENC通話ノイズキャンセリング | デュアルノイズキャンセリングマイク+ AIコールノイキャンセリング |
充電時間(フル充電) | 約1.5時間 約2時間(チャージングケース) | 1 時間(イヤホン) 2時間(チャージングケース) |
充電ポート | USB Type-C | USB Type-C |
価格 | ¥7,880(税込) | ¥24,880(税込) |
特に目立った共通点と違いをピックアップしてみました。
共通点
- 耳掛け式オープンイヤー型
- マルチポイント接続対応
- 通話時のノイズキャンセリングあり
- 充電ポートはUSB Type-C
主な違い
- 防水性能、連続再生時間はGoFree 2が上回る
- GoFree 2はハイレゾ音源再生可能
- GoFree 2は連携アプリのアダプティブイコライザーが優秀
- 3倍の価格差があり、GoFree 2の方がリーズナブル
- GoFree 2はカラーがブラック系のみしかない
- 本体の大きさ、ケースはOpenFitの方がコンパクト
- 製品の質感、長時間装着時の快適さは、OpenFitが若干上
価格差の分、OpenFitの方が質感や装着時の快適さが上回るものの、機能面ではGoFree 2も負けず劣らずといった所感です。
総括
SOUNDPEATS GoFree 2は、手頃な価格ながら高音質で多機能、耐久性も兼ね備えたオープンイヤー型のイヤホンです。日常使いからアクティブなシーンまで、幅広いユーザーにおすすめできる製品となっています。
特に、1万円以下でハイレゾ対応の高音質を実現している点は高く評価できます。迫力が少し物足りないといった場合でも、専用アプリでイコライザー調整が可能なため、自分好みの音質を実現できます。
防水性能に優れ、外音が聞こえるオープンイヤー型の利点を存分に活かすことができます。混雑した雑踏や電車内などの騒がしい場所では音楽が聞きづらくなるデメリットはあるものの、バッテリー持続時間も長く、1日中音楽を楽しめるというアドバンテージは大きいです。さらに、マルチポイント接続やタッチ操作など、ワイヤレスイヤホンに求められる機能を備えていることも魅力的です。
総じて「コストパフォーマンスが非常に高い製品」だと言えるでしょう。価格を考えれば、質感や装着感の課題は許容範囲だと感じました。1万円以下のオープンイヤー型のイヤホンをお探しであれば、検討対象として積極的におすすめできる製品です。
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