目の前のアイテムを即現金化するアプリ「CASH」再開
2017年6月28日のローンチ後、瞬く間に話題となった “目の前のアイテムを一瞬で現金に変えられる” アプリ「CASH」をご存知でしょうか。
ローンチ初日、わずか16時間で3.6億円を現金化。その後一時サービスを停止していましたが、8月24日よりサービスを再開。「サービス開始からいままでのデータも」公開されています。
今回の再開にあたって、いくつかサービス変更を実施。
主な変更点は以下のとおりです。
- キャッシュの返済機能を削除し、アイテムの送付に特化した
- 1日にキャッシュできる金額の上限額を設定(1日1,000万円まで)
- アクティビティ画面をリニューアル
- 集荷の日時変更が柔軟に
- キャンセル時の返金手数料が無料に
- ユーザーの評価制度を導入
- キャッシュ後にアイテムを送付する期間を2カ月から2週間に変更
一時サービス停止から約2ヶ月の沈黙を経て再開となりましたが、問題視されていた部分が改善「質屋アプリ」から「中古品買い取りアプリ」へ転生を遂げた印象です。
実際に使ってみた
さっそく使ってみたので利用の流れをザックリ紹介しておきます。本記事執筆時点ではiOS版アプリのみ提供されています。Android版は「COMING SOON」とのこと。
アイテムをキャッシュにする
アプリを起動して「キャッシュ」タブからキャッシュに変えるアイテムを設定していきます。
まずはブランドとカテゴリ(製品名など)の選択。現時点ではブランド名(メーカー名)での検索しかできない模様です。
ブランド名を選択後、アイテム化する製品を選択します。今回はSamsungの「Galaxy S6 Edge」をキャッシュ化してみることにしました。スマホやタブレットは軽く見たところApple、Sony、Samsungなどの2年前くらいの端末しか対象になっていないようです。
続いてアイテムのコンディションを選択。
そして「アイテムの撮影へ」をタップ。
アイテムをカメラで撮影すると画像認識による査定が始まります。
数秒後に査定結果が表示されるので、金額を確認してキャッシュにするかどうか決めます。
エラーが発生する場合は時間をおいて何度か試してみると良いかと。おそらくサーバー混雑によるエラーかと思われます。他画面でもちょいちょいエラー出て落ちました。
「キャッシュにする」をタップすると「ウォレット」に金額が表示されます。これでアイテムがキャッシュ化されました。このキャッシュを引き出すには銀行口座を登録する必要があります。
1万円以上のキャッシュを引き出す際は、本人確認のため証明書(運転免許証や健康保険証など)をアップロードする必要があります。
説明に従って証明書をアップロードしたら、自動音声による通話認証を行います。
「通話認証する」をタップすると、登録済みの電話番号へ認証のための通話が発信されます。特に操作は必要なく数秒で切れます。
本人確認が完了したらキャッシュの引き出し先口座を設定します。なお、引き出し手数料として250円がかかりますのでご注意を。
銀行名や口座名義などを入力。
「申請する」をタップすると口座振り込みの処理が行われます。SMSに通知が来たら振り込み完了です。
口座を確認すると、確かに現金が振り込まれていました。
すごい。
現金化したアイテムを送る
というわけでサクッと現金が手に入ってしまったわけですが、キャッシュ化したアイテムを送るのを忘れてはいけません。キャッシュ化してから2週間以内にアイテムを送りましょう。
「アクティビティ」タブを開くとキャッシュ化したアイテム一覧が並んでいますので、詳細を確認しましょう。
先ほどキャッシュ化したアイテムの情報が書かれています。もしキャンセルしたい場合は「キャッシュを取り消す」をタップしましょう。返金手数料は無料です。
「アイテムを送る」をタップすると集荷依頼を行うことができます。ヤマト運輸のドライバーが自宅まで集荷に来てくれるようです。
あとは集荷に必要な情報を入力して、アイテムを送るだけ。これで一連の流れは完了です。
集荷依頼についての詳しい利用ガイドもアプリから見ることができます。
このあたりの説明が意外と丁寧で好印象でした(失礼)。
簡単な操作&写真を撮るだけで現金が手に入る感覚がヤバい
噂には聞いていましたが、中古買い取りのフローがこれほど簡単に行えるのは素直に驚きました。何より少ないタップ数と写真を撮るだけで現金が手に入る感覚がヤバい。
とはいえ対象アイテムがブランド品に特化していることにより、今後使う機会はほとんど無さそうだとも感じました。いらないブランド品があったり、買い取りのために店舗に行くのが面倒な人向けのサービスになるのでしょうか。
その一方で、ヤフオクやメルカリのように落札者との値下げ交渉など煩雑なやりとりが無い点は、個人的には高評価です。今後の改善やサービスの展開次第では、また使ってみたいアプリになるかもしれません。
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