日本マイクロソフト本社に潜入
Surfaceシリーズの新製品タッチ&トライイベントへ招待されたため、日本マイクロソフト本社にお邪魔してきました。
来賓者向けラウンジにはWindowsノートPCやマウス、キーボード、Webカメラなどが展示されており、待ち時間が苦にならない楽しげな場所でした。
隅っこにひっそりとHoloLensが置いてあったり
XBOXが遊べるコーナーなんかもありました。
会場にはずらりとSurfaceシリーズ製品が並べられ、話を聞きながら自由に触ることができました。
Surfaceといえば、つい先日「大学生に、ノートPCはいらない。」という逆説的なキャッチコピーの広告を打ち出してネットで話題になっていましたね。
最近の大学生さんはレポートもスマホでこなすとか聞いたことがあるので「確かにPCいらない人も増えてそうだなぁ」という実感はありました。
とはいえPCがあれば、映像や音楽制作、思いついたアイディアを形にするなど「クリエイティブなことがもっとできるよ!」といったアピールを、Surfaceというデバイスを通じて伝えた動画になっています。
YouTube動画のコメント欄を見ると、若者にはおおむね好印象な模様です。
新製品ラインナップ
そんな大学生のパートナーとして、Surface Go LTE版、Surface Studio 2、Surface Headphonesを新製品ラインナップに用意。
まずはこの3製品についてご紹介していきます。
Surface Go(LTE版)
結論から言いますと、個人的に大学生におすすめしたいのは、この『Surface Go』です。
簡易スペックだけ述べると、メモリとストレージの組み合わせで4GB/64GBモデル、8GB/128GBモデルのいずれかが選べます。
一般的な大学生が使うノートPCのスペックとしては、ぶっちゃけこれくらいで十分事足りるかと。
なんといってもこのコンパクトさ。軽量で持ち運びやすく、キャンパスライフに適したデザイン設計になっています。ノートPCというよりも「タブレットPC」という表現が近いですね。
ちょっとした調べ物やレポート制作ならサクサクこなせるはずです。自分の学生時代にSurface Goが出ていたら即購入してたでしょうね(笑)
キーボードも打ちやすく、国内モデルならOfficeも入ってるので買ってすぐ使えます。実機を触れば欲しくなる魅力が満載のデバイスなので、ぜひ家電量販店等の展示品を触ってみてほしいです。
これから買うなら絶対にLTE版をおすすめします。大学のキャンパスや図書館、カフェ等ではフリーWi-Fiが普及しているとはいえ、この軽量コンパクトなデバイスだと移動中に作業したくなるシーンが確実に発生します。
キャリアスマホで大容量プラン契約してテザリングでも済みそうですが、最近なら格安SIMを使った方がストレスフリーで良いかと思います。モバイルルーターとかテザリングって、電源オンオフしたり設定が煩わしかったりで地味に面倒なんですよね。
その点、デバイス自体に専用SIMを差せるSurface Goは非常に理にかなった製品だなと。
大学生でも手を出しやすい価格
そして重要なのが価格です。もう少しスペックを上げるなら後述するSurface LaptopやSurface Proでも良いのですが、自由に使えるお金が少ない大学生であれば10万円以内には収めたいところ。
そのあたりも含めた視点で見ると、やはりSurface Goは総合的バランスが整っており「本当に大学生におすすめできるSurface」ではないかと考えております。
もちろん同等スペックで価格が安めの他社メーカー製品もあります。しかしながらマイクロソフト純正ハードということで「その思想を存分に感じ取ることができるデバイス」だと言えるでしょう。
Surface Studio 2
続いてご紹介するのは『Surface Studio 2』です。こちらは「プロフェッショナルのニーズに応えるクリエイターにふさわしいデスクトップPC」ということで、ノートPCではありません。
28インチ薄型高精細タッチディスプレイ。画面めっちゃ綺麗でお洒落。インテリアとしても映えます。
デザイナーやイラストレーターなど、プロのクリエイターさん向けですね。Surface キーボードとマウス、Surface ペンが付属。
残念ながらSurface Dialは別売りです。
スペックは最小構成で、CPU インテルCore i7/メモリ16GB/ストレージ 1TB/グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1060 (6GB)。お値段44万円台〜という感じなので、手放しで「大学生におすすめ!」とは言えないです。
でもまぁ触ってみると「わぁ…すげぇ…」ってなることは確実なので、実機を見かけたらぜひ触ってみてください。ディスプレイの角度調整もスムーズで驚くと思いますよ。
iMacとのスペック比較も出てたので、ご参考まで。
まさに「あなたのデスクを、スタジオに。」というコンセプトを体現したデバイスですね。
Surface Headphones
2018年10月に発表されたノイズキャンセリングヘッドフォン『Surface Headphones』が、ようやく国内でも発売。
「クリエイティブな作業に集中するためのデバイス」として、Surfaceシリーズの仲間入りを果たしました。
主な特徴は以下のとおりです。
- 40mmのフリーエッジドライバー
- 13段階のアクティブノイズキャンセリング
- 4つのビームフォーミングマイク
- 4つのアクティブノイズキャンセリングマイク
- タッチ&ダイアル操作
- 着脱による音楽のOn/Off
タッチ操作に関しては、僕が現在使用しているSONYのWH-1000XM3などでも採用されていますね。左右のダイアル(ホイール)を回転させることで、音量とノイズキャンセリングの調整ができるのは直感的で良さそうです。
外観とカラーリングは、Surfaceそのもの。Surfaceシリーズファンなら一式揃えたくなりますね。コンセプトデザインを統一することでブランドイメージを確立できている点は素晴らしいです。
ノイズキャンセリングヘッドフォンといえば、前述したSONYのWH-1000XM3とBoseのQuietComfort 35 wireless headphones IIの2強。正直スペック面での優位性はそれほど強く感じませんでした。
メディアのレビュー記事では「aptXやAACコーデックに未対応という点が残念」といった声も見受けられます。少なくとも現時点では、競合製品と比べて推せる点が少ない状況です。
その一方でWindowsマシンとの相性は抜群なので、今後のアップデートや後継機に期待を込めて見守っていきたいところです。
他にもあるぞ、Surfaceシリーズ
ここまでご紹介してきた3製品の他にも、根強い人気のSurface ProやSurface Laptop、ハイスペックノートPCのMicrosoft Surface Bookなど取り揃えてるSurfaceシリーズ。
イベントではSurface Laptop 2とMicrosoft Surface Book 2、そして他社製品との比較表が出ていました。簡易的なものですが、こちらも参考にどうぞ。
「大学生向け」という観点で簡単に各シリーズを見てみると、以下のような印象です。
- Surface Pro:ノート、タブレットとバランスよく使うなら最有力
- Surface Laptop:薄くて軽い。比較的軽めの作業メインでタブレット用途が皆無ならこれ
- Surface Book:スペック重視であれば悪くない選択肢。やや割高感あり
当ブログでもレビュー記事を書いておりますので、詳細はそちらをご覧いただければ幸いです。
GeForce GTX 1050を搭載したMicrosoft究極のノートPC『Surface Book 2』レビュー
そろそろ買い替え時か?タイプカバーも進化した『Surface Pro (2017)』レビュー
パームレストに温かみのあるMicrosoft製ノートPC『Surface Laptop』レビュー
できれば実機に触れた上で、自分の用途とコスパをよく考えて検討するのが良いかと思います。
Surfaceシリーズは新生活応援キャンペーンや、キャッシュバックがもらえる学生向けの優待プログラムも随時展開しています。
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