これが新しいSurface Proの実力
Microsoftの代理店様からお声がけいただきまして『Surface Pro』の実機をお借りしたのでサクッとレビューします。
※Microsoftが一般向けにパソコン貸出サービスを実施しているわけではありません
今回お借りしたのはSurface Proの第5世代(2017年モデル)です。構成はWindows 10 Pro/Corei5/8GB RAM/256GB SSDとなっています。
まずは外観から見ていきます。本体の寸法は、約292mm x 201mm x 8.5mm。リアカメラは800万画素(1080p HDビデオ対応)です。
本体上部に電源ボタンと音量調節ボタン
左側面にヘッドセットジャック
右側面にMini DisplayPort、USB 3.0、Surface Connect(電源端子)
底面にカバー用端子が配置されています。
ディスプレイサイズは12.3インチ、解像度は2736 x 1824(267 PPI)です。フロントカメラは500万画素、Windows Helloによる顔認証にも対応。Dolby Audio Premium搭載のステレオスピーカーは動画再生にも最適です。
Surface Proの代名詞でもあるキックスタンド。
Surface Pro 4までは150度だった最大角度は、165度となりました。
ヒンジパーツが新しくなったことで、角度制限が緩和されています。
キックスタンドを開いた側面にmicroSDカードスロットが配置。
背面中央下部にMicrosoftロゴと型番(1796)、ストレージ容量がうっすらと印字されています。
今回お借りしたCore i5モデルは重量約770g。バッテリー駆動時間は13.5時間(連続動画再生時間)となっています。
タイプカバーも見ていきましょう。
パームレストには高級素材である「アルカンターラ」を採用。温かみのあるスエード調の人工皮革で、Surface Laptopにも採用されている素材です。
Surface Pro本体とはマグネット方式で着脱。
端子部分を近付けてカチッと合体します。
まっ平らな状態のタイピングと
やや傾斜の付いた2段階のタイピングが可能です。
Surface Pro 3あたりまでのタイプカバーは、傾斜を付けると結構たわんで打つ時にペコペコするのが気になりましたが、現行製品ではこのあたりの違和感は改善されています。
正面から見るとノートPCそのものですね。
カバーであることを忘れてしまうくらい打鍵感も良好。Surface Pro 第5世代ということで、完成された感があります。
キーピッチは19mmでキー配列も標準的。
手持ちのSurfacePro 3との比較もしてみました。パッと見のサイズ感はほぼ変わらずですが
前述したキックスタンドの可動角度の違いは一目瞭然。
ヒンジのパーツを見ると機構が大きく変わったことがよくわかります。
続いてタイプカバーの比較。バーガンティが第5世代、ブルーがSurface Pro 3のタイプカバーです。トラックパッドは中央に配置され、面積も大幅に拡大されています。
並べてみるとキーボード部分の進化がよくわかります。Pro 3以前のタイプカバーを使われている方は、店頭などでぜひ実際にキーを打ってみてください。打鍵感の違いに驚きますよ。
電源アダプタも小型化されました。こちらはSurface Laptopと同じものでしょうか。
この電源アダプタにUSBポートが付いているので、充電時はUSBポートをひとつ拡張することができます。
外観に引き続き中身の方を見ていきます。OSはWindows 10 Proを搭載。
今回お借りしたのはIntel Core i5、メモリ8GB、ストレージはSSD 256GBのモデルです。最高スペックではCore i7/16GB/1TBといったモデルが選択可能です。
Office Home and Businessがインストールされているので、一般的な事務作業は本製品を購入してすぐに行なえます。
Word、Excel、PowerPointなど、文書作成と表計算、スライド資料作りをされる方にとっては非常に嬉しいですね。
Windowsマシンということでゲーム用途に使われる方も居るかと思います。いくつかメジャーなゲームのベンチマークを取ってみたので参考にしていただければと思います(いずれもデフォルト設定で計測)。
ドラクエX:普通
PSO2:快適
モンハンフロンティアオンライン:SCORE 3674(普通?)
FFXIV 紅蓮の解放者:普通
FFXV:動作困難
FFXVは無理を承知で動かしてみましたが…ガックガクで酷かったです。高性能なグラボを要求するような3Dグラフィックゲームはできないものと思ってください。
とはいえプリインストールされていたマインクラフトやドラクエX、FFXIVなどは普通に遊べる程度の性能でした。Core i5、メモリ8GBでこのレベルなら、スペック上げればそれなりに快適に遊べそうです。
Core i5モデルはファンレス冷却機構となっているため、動作音が静かな点にも注目です。比較的軽めのゲームであればスマホやタブレットのように、コンテンツに没入できるはずです。
ブラウジングやタッチまわりも見ていきましょう。
本製品は12.3インチディスプレイに解像度2736 x 1824ということで、デフォルトの拡大率が200%に設定されています。100%に変更すると字が小さくなり過ぎて厳しいので、作業領域を広くしたい場合でもせいぜい150%くらいが限界かと思います。
タイプカバーを外して縦向きにすれば、12.3インチの大画面タブレットになります。Webページの閲覧が超捗ります。
しかもタッチディスプレイなので、指でタッチしたりスクロールしたりが非常に快適。
絵を描かれたり、手書きのメモを取りたい方は、別売りのSurfaceペンを使いましょう。
Surfaceペンもだいぶ進化しましたね。
描画位置の正確性や筆圧感知向上に加えて、傾き検知も搭載されました。
これまで同様に単6電池で駆動します。
サイドボタンは右クリック動作固定です。
従来モデルと比べて書き味もさらに滑らかになりました。
Surface Proはプロのデザイナーさんやイラストレーターさんも使われている製品ですので、いまさら言うまでもないですね。
まさにプロ仕様。Surface Pro 4はバリバリ仕事で使えるすごいやつだった
絵を描かない僕にとっては、画面のキャプチャ撮ってサラッと説明書けるだけでグッドです。
ディスプレイに手を置きながらでも誤認識なくペン先だけに反応してくれます。
MicrosoftいわくSurface Pro、Surfaceペン、Surface Dialを揃えると「絵描きの三種の神器」となるようです。凄過ぎる…
ということで『Surface Pro 第5世代(2017年モデル)』のレビューでした。
個人的には、2014年に購入したSurface Pro 3と比べて大幅な進化を実感しました。これ以前のモデルを使われている方は買い替え検討対象として十分視野に入る性能でしょう。
Surface Pro – 256 GB/Intel Core i5/8 GB RAM
タイプカバーのプレゼントや学生優待プログラムも要チェック
2018年3月31日(土)まで、Surface Pro本体を購入するとタイプカバーがプレゼントされるキャンペーンも実施されています。
通常価格約2万円相当ですので、直近で買い替えを考えているのであれば今がチャンスです。プレゼント対象のカラーはブラックですが、差額分を支払えば他のカラーも選べるそうです。
また、Surfaceシリーズには学生優待プログラムというものがあります。対象のSurface製品を購入した学生の方に最大4万円がキャッシュバックされます。
正直ズルいのであまり宣伝したくない(こんな大人になってはいけない)
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