お前、誰?
こんにちは。星影(@unsoluble_sugar)です。
ガジェオタでアニオタでゲーオタなオタクプログラマです。Twitterに生息しています。
退職しました
昨年に個人事業主として開業したあと、縁あって入社したグラム株式会社を3月末で退職しました。
以前『U-NOTE』というメディアを運営していた会社です。僕の入社後に、PR TIMESに事業譲渡したり社名変更や移転などありまして、最近は恵比寿のおしゃれオフィスで過ごしておりました。
写真はおしゃれ過ぎて吐きそうになりながらTwitterしてる時の僕です。
何をやっていたか
グラム株式会社では『U-NOTE』の事業譲渡後、性格診断を用いた転職サービス『Jobgram』へ注力することになりまして、その新規事業の開発に携わっていました。いわゆる「HR Tech」領域のお仕事ですね。
技術的には、Ruby on Rails、AWS、Node.js、Google Apps Script、Facebook Messenger APIあたりを触ってました。いずれもこの会社に来て初めて触る技術でしたが、まぁ何とかこなせた感じです。
具体的に何をやっていたかというと、主にFacebook Messengerを使ったチャットbotシステムの開発です。僕のQiitaとか見てもらえればわかると思いますが、直近は延々とFacebookドキュメントやStack Overflowとにらめっこしてました。
なんで辞めたの?
別にそんな日々が嫌になったとかではなく(むしろ好き)
- プライベートの事情でしばらくは個人事業に主軸を移した方が都合が良い
- 先行き不安な世の中を乗り切るためのパラレルキャリア形成をしたい
- 技術情報のインプット、アウトプット時間を確保したい
- 他領域の知見に触れる機会を増やしたい
- 家族と過ごす時間を増やしたい
そんな感じのタイミングが諸々重なりまして、会社員としての働き方を一旦辞めたという感じです。
フルタイムで働きつつ副業(複業)やるのって、わりと普通にしんどいんですよね。僕の場合、プライベートでは家族と楽しく過ごしたり、アニメ見たりゲームしたりガジェットいじったりと多趣味なもので、純粋に時間の確保が難しいっていう。
エンジニアの仕事は好きなので、今後もそれを中心としたキャリアを築いていきたいと思っています。残念ながら(?)「プロブロガーに俺はなる!」というわけではありません。
ありがたいことにグラムのお仕事も、業務委託で引き続きお手伝いさせていただく形になりました。これまでと違いフルコミットではなくなるため、事業をほんの少しサポートする程度になりますが。
それができるのもSlackの活用やリモートワークの浸透により、オフィスに行かずとも仕事が成り立つ環境が整っていたからです。IT業界では珍しくなくなってきた光景ですが、ライフステージの変化に対応しやすい職が功を奏した事例ですね。
会社のnoteでそのあたりにも言及したエンジニア向けの記事書いたりもしてるので、よろしければお読みいただければと。
それなりに手に職がついてきた感
直近の状況としては、前述したグラムでのお手伝いのほか、これまで経験してきたアプリ開発のお仕事なども進めています。
詳細は伏せますが、こちらはUnityを使ったゲーム開発です。僕はスタートアップで数年間、社長と2人だけでゲームアプリを開発していた時期がありました。その経験を存分に活かせるお仕事です。
当時はAndroidネイティブ→Titanium Mobile→Cocos2d-x→Unityという感じで、主にマルチプラットフォームな開発環境を渡り歩いてきました。比較的規模感が小さく、スケールしないアプリがメインでしたが、リーンスタートアップやアジャイル的な開発経験が出来たのは非常に良かったです。
SEとしての経験が土台に
僕は社会人になってからプログラミングを学び始めたクチでして、最初に入社したSIerで様々な案件に携わらせていただき、システムエンジニアとして5年間で10種類ほどのプログラミング言語を扱いました。
新しい技術のキャッチアップやハマりどころの感知、状況に応じたベストプラクティスの導き方など、僕がいまこの業界で戦えているのは全てここでの経験があったからこそです。
つい先日、当時の上司や同僚と飲みに行ったのですが、辞めたあとも気兼ねなく付き合ってくれる方々で本当に感謝しています。退職時に書いた記事を読み返しても、人生観や開発スタイルの多くが現在に通じているものだと強く感じております。
ネット上ではSIerやシステムエンジニアを卑下するような話題がよく目に入りますが、個人的にはそういった経験が土台になっている事実もあるので「自分の動き方次第で状況は変えられる」とだけ言っておきます。
本は人類の英知の結晶
技術力以外にも、コミュニケーションスキル、ファシリテーションスキルあたりを磨いておくと、色々な立場の人とのやりとりがスムーズにいきます。
おすすめしたい本は山ほどありますが、僕は「プログラマが知るべき97のこと」を読んだ時に視野が大きく広がりました。
働きながら本を読む時間を確保するのもなかなか厳しいんですけどね。先人の知恵を得るのに、本は圧倒的なコスパの高さを誇ります。相談すべき相手すら居ない環境では特に。
本は人類の英知の結晶です。本を読みましょう。
自分にとっての「良書」に何冊か出会えると、人生の指針が見えてくるのではないかと。
一筋縄ではいかない、バランスのとれた仕事
そんな感じでこれまで会社員としてITエンジニアしながらブロガーやらアフィリエイターやったり、ちょこちょこ別の開発のお仕事したりで、わりと忙しい日々を送っておりました。
僕はエンジニアとして何かの技術に特化したタイプではないため、フルスタックというか「何でもそつなくこなせるタイプ」を目指してきました。
とはいえ「絶対時間(エンペラータイム)」よろしく全ての念能力を100%の力で引き出すなんて無理ゲーなので…ブログやTwitterなどの力も借りつつ、アニメ、ゲーム、ガジェットなど、自分の好きなオタク要素をプラスαしたパラレルキャリアの形成をしていこうと考えている次第です。
開発のプロとしてスターエンジニアになれる人材なんて数が知れてますからね。少なくとも僕には、その手のキャリア形成は難しいと思っているので、別のアプローチで生存戦略立てていこうかなと。
バランスぅ…ですかねぇ…
お金を得るために働くことは大事ですが、できれば「好きなことで生きていく」を実現していきたいものです。
何かの本で見かけた
- やりたいこと
- できること
- 求められていること
この3つの均衡がとれた状態こそ、ストレスなく働けてモチベーションが保てる仕事だと思います。これは社会人として10年以上ITエンジニアの仕事をしてきた中で、より強く認識した部分でもあります。
個人的な話で言いますと、システム開発における要件定義や設計の過程、コーディング、運用・保守あたりは均衡がとれて楽しく感じる部分です。その一方で、プロジェクト管理やマネジメント領域は「できなくはないけど、状況によってはストレスを感じることが多く積極的にはやりたくない」といったケースが挙げられます。
どちらかと言えば大規模開発よりも、少数精鋭で各々の得意な部分をカバーし合えて完結するプロジェクトが性に合っているのかなと。もちろんこれらを実現する上で、自分が何をすべきか考えていくことが重要です。
そして、家庭を持つ僕にとっては、ワークライフバランスを意識したキャリアプランを考える必要もあります。なんというか「パラレルキャリアむずくね?」ってのが率直な感想ですね。
決められたひとつの答えが用意されてるわけでもなく、置かれた状況によっても千差万別。これぞ人生です。
強くてニューゲーム
まぁ、うまくいかなければ次を考えれば良いだけですからね。例えばフリーランスで得た知見を活かせる職場があれば、また会社に帰属するのも全然ありですし、個人事業主から法人化する線もあります。
少しずつできることを増やしていけば、何度でも「強くてニューゲーム」できると思っています。
新しい技術を身に付ける方法として最適なのは「座学ばかりではなく実践経験を積む」ことです。そういう思考で動いているからなのか、僕は比較的自分を追い込むような状況に身を置くことが多いです。
「やったことないので出来るかわかりませんが、とりあえずやってみます」
自分のしてきた仕事を振り返ってみると、たぶん僕の口から出た言葉で一番多いのこれじゃないかなと。この類の経験を積んでいくと、別のアプローチを何度も試すことで、何かしら突破口が見つかることが理解できるはずです。
状況確認して情報収集、仮説を立てて検証してみる。このサイクルを高速で回せるようになると、大抵のことは乗り越えていけます。そのためには、自分がカバーできる領域の拡大を怠らない。
正直お金を稼ぐためだけなら、やり方わかっていることを淡々とこなしていくだけの簡単なお仕事するのが手っ取り早いわけですが…そういうの楽しく感じなくて虚無になるんですよね。モチベーションがストロングゼロになって生きる意味を失います。
バランスのとれた仕事をし続けるのって、ほんと一筋縄ではいかないですね。
お気軽にお声がけください
そんなわけで、しばらくはフリーランスとしてシステム開発やブロガーとしての活動を強化していく次第です。ぼちぼち個人事業用に作ったスカスカサイトの充実や、ポートフォリオ作ったりしていきます。
Always absorb new technology
ブロガーとか主にインターネットでの活動は、当ブログのプロフィールページを。開発関連のお仕事についてはWantedlyを見ていただければ、僕のスキルセットは何となく把握できるかと思います。
本記事を読んで「一緒に仕事したい!」と感じた方が居ましたら、お気軽にお声がけください(^^)
ガジェットのレビューやイベントのお誘いなどは、当ブログ経由で、開発関連のお話はTech Hunter経由で問い合わせいただくと繋がりやすいです。
面識のある方であれば@unsoluble_sugarまでDM投げていただくのが一番反応早いです。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
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