ジンギスカン食いたいのでジンギスカン食いに行った
やたら酒を飲む女に誘われて、池袋のジンギスカン料理屋「神の羊」にお邪魔してきた。
近くに同名の店舗があるが、カウンター席オンリーで6人くらいしか入れない極狭店の方だ。カード不可。電子マネー不可。ポイント還元なんてクソ食らえだ。
見るからに頑固一徹、羊肉一筋な(超適当)おやっさんが店長を務めている。こんな店ひとりじゃ絶対入れないので、酒をやたら飲む女マジで勇敢だと思う。
だが実際話してみると、とても人の良いおやっさんだ。人を見かけで判断してはいけない。
とりあえずビールおじさん。
羊の肉が来た。
「神の羊」なので北方面に向かってお辞儀をしておいた。
焼いていく。
ミディアムレアが良いらしい。
ちょっと生過ぎる気もしたがクソうめぇ何だこれ。えっ?うまっ……えっ??えっ?うま??ひつじ???うま??????
タレにつけてもクソうめぇ何だこれ。タレは甘口と辛口の2種類用意の気遣いっぷり。もちろんどちらも美味い。
気が付いたら無くなっていたので追加注文した。
ジンギスカンってわりと固めなイメージがあったのだが、ここの肉はめちゃくちゃ柔らかい。羊肉の印象がガラリと変わった。とにかくクソうめぇ。追加注文だオラ。
これはラムチャップ。ラムチョップじゃなくてラムチャップって書いてあったと思う。どちらが正しいか考える隙もなくハチャメチャなうまさが押し寄せてくる。泣いてる場合じゃない。
ジンギスカン頬張りながら、ラグビーW杯の日本 VS サモア見てたけど、酔ってたので選手に適当なあだ名つけてハチャメチャなこと言ってた気がする。本当にすまない。
あとお通しのイカ塩辛とキムチもうまかった。結局ご飯とか頼まず肉と野菜だけ無限に食っていた。こんなに羊肉を胃に入れたのは人生で初めてかもしれない。とにかくクソうめぇんだ。
「一度食べたら病みつきになる味」という言葉は、こういう時のためにあるのだろう。
また来るぜ、おやっさん。
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