業界最前線を見た
こんにちは、星影(@unsoluble_sugar)です。
TechWaveさん主催のアプリ博2014に行ってきました。
企画概要
アプリ博は、急成長するスマートフォンやタブレット、PC等、ITの可能性を創造するアプリケーション一同に集め、デモやプレゼンを通じ交流するための展示交流会です。個人と企業が出会いと驚きを求め、多数のマッチングが生まれるイベントです。海外からのゲストも “日本で見たイベントの中では最も面白い” と評価して頂いています
業界最前線を謳ったイベントということで、スマホアプリ業界初心者の僕も色々と勉強させていただきました。
参画企業は総勢55社
今年で3年目となる本イベント。今回の参画企業は総勢55社。開催前の来場見込みは約2000名という規模。
ちなみにPeatix上のチケットは、すべての枠が満席状態でした。ゴイスー
会場で見たアプリ&サービス12選
僕は2時間くらいしか居なかったのですが、会場をまわって話を聞いてきた中で、個人的に気になったアプリやサービスなどを軽く紹介させていただきたいと思います。
Smartrip
たった4つの項目を入力するだけで最短1分で簡単に旅行記を作成できるサービス。
いただいたカタログの「スマホで旅行記、今までで一番簡単に。」というキャッチコピーが印象的でした。
現在は、iPhoneアプリとWebをメインにサービス提供されているそうです。もうすぐ公開の次期バージョンでは、フォロー機能や様々な媒体とコラボしたコンテンツを充実させるということで、旅行好きの方はチェックしてみると良いかもです。
相乗り屋.net
タクシー乗り場で並んでいる間に、相乗り相手を見つけるためのサービス。
タクシーの相乗りに注目したアプリを提供。終電で早く帰りたいのにタクシー乗り場が長い行列になっている時、通勤や帰宅時の電車トラブルや悪天候の時など「相乗り出来たらいいのに…」と思うようなシーンで使ってもらうことを想定。
ユーザーのプロフィールがFacebookアカウントと連携しているとのことで、事前にどんな人かある程度確認した上で、相乗り相手をマッチングさせるそうです。
タクシーアプリと言えば、最近日本でも使えるようになったUberを連想される方が多いかもしれませんね。ひとりで乗るのに飽きたら、相乗りという選択をするのもおもしろそうです。
aorb<アオーブ>
神アプリ。
「どっち?」を写真で気軽に聞いたり答えたり出来るアプリです。人の意見が欲しい時や、何となく暇潰しをしたい時に使ってみると楽しいと思います。
LINE Q、アンサー、Jellyなど、昨今盛り上がっているモバイルQ&Aサービスに、やんわりと殴りこみをかけつつも微妙に競合しないゾーンを攻めてるっぽいです。
このあと滅茶苦茶UI更新した / aorb<アオーブ> 何でも聞けて、回答率99%!写真で2択なスゴイQ&Aアプリ #aorb http://t.co/8aSzaONEsN
— 星影 (@unsoluble_sugar) 2014, 2月 21
ちなみにAndroid版は僕が作っているので、普通に要望とか「こうした方が良くね?」って感じの技術的なアドバイスとかはドシドシ送ってください。泣きながら対応したりしなかったりします。
Vulb
ファイルとコミュニケーションがパッと見渡せるグループウェア。
登録ファイルのプレビュー画像を前面に出した「カード」という単位で作業を可視化。イメージ的にはEvernoteにコミュニケーション機能を強化させたような感じですかね。カードにはコメントを書いたり「Good」ボタンでいいね!的な表現を伝えることができるそうです。
ちょうどアプリ博に行く前に読んでいた記事(はてなで実践している社内コミュニケーション方法)でも、チャットでコメントのやりとりが盛んに行われている様子を見かけました。
僕は使っていませんが以前話を聞きに行ったSalesforceなどでも、確か作業ごとにコメントやファイルのやり取りが出来たはずなので、やはりグループウェアではこのような形でコミュニケーションをとるのがベターなのかなと思ったり。
コミュニティパトロール
投稿監視、掲示板監視をするサービス。
去年頃から多発していた、いわゆるバカッター画像投稿による炎上対策などにも最適。もちろん画像だけではなく、テキストも監視対象になっているそうです。掲示板もそうだけど、ソーシャルアプリでめっちゃ需要ありそう。
ウチのアプリも画像投稿がメインなので、こういった投稿監視サービスの利用はぜひとも検討したいところです。
アプリヘルプ
スマホアプリに組み込むサポート支援サービス。
アプリ内に問い合わせフォームを組み込むことで、ユーザーの操作を手助けすることができる。アプリの不具合などでストアのレビューに低評価を付けられる前に、手厚くユーザーを支援することでトラブル解決も見込めそう。
問い合わせに対する返信は、ユーザーの端末にプッシュ通知で届きタイムライン風に表示。問い合わせの内容もダッシュボードで一元管理できるとのこと。コミュニティパトロール同様、こちらもすごく需要がありそうなサービスです。
クラウドワークス
日本最大級のクラウドソーシングサービス。
僕が説明するまでも無いでしょうが…一応。
オンラインのお仕事マッチングサイト。 エンジニア・デザイナー・ライターなど、100種類以上の仕事を得意とするプロフェショナルが登録していることでも有名。
ホームページ作成やiPhoneアプリ開発、ロゴマークやチラシデザイン、ネーミングやテープ起こし・文字起こしなどの仕事を発注することができます。
利用者目線では、これからの時代に合った働き方がここにあると感じています。IT系の方にとってはメジャーなサービスだと思いますが、その他の業界の方にはあまり存在を知られていないのが悩みとのことです。
主婦の方や学生さんでも出来るお仕事が世の中にはたくさんあります。また、エンジニアやデザイナーの方にとっては、自身のスキルアップや実績の積み重ねにもつながると思います。
クラウドソーシングが気になっている方は、ぜひ一度サイトを眺めてみてください。
セカイラボ
アプリ開発を世界中のエンジニアチームに発注できる、グローバルソーシングサービス。
海外のエンジニアチームに、日本語でアプリ開発を依頼できる。チーム単位での契約ができるのも特徴のひとつです。国内のIT人材が不足するなか、海外の高い技術力を持ったエンジニアを開発コストを安く抑えて雇えるという夢のようなサービス。
前述のクラウドワークスなどでは受発注者が1対1でやりとりするのが基本だと思いますが、こちらはチーム契約ということで、これまでのクラウドソーシングでは実現の難しかった一定規模以上の開発も可能になりそうです。
また、チームには必ず日本語が話せる人材がいるとのことで、日本語で仕事のやりとりが出来る仕組みになっています。凄い時代になったものですね…
Bitcasa
登場当初、容量無制限で話題となったクラウドストレージサービス。
つい最近、開発者向けAPIを公開。ドキュメントは英語ですが、アプリ連携を考えている開発者の方はのぞいてみると良いかもです。
少しお話を聞いてみたところ、まだ日本に拠点が無いとのことです。
個人的には、昨年の終わり頃に料金体系が大きく変わったのが残念でした。あとアプリはもう少し安定させて欲しい…使い勝手が向上すれば、日本での利用者ももう少し増えそうな気がします。
SmartBeat
スマホアプリのクラッシュ・例外検出ツール。
SDKを組み込むだけで、リアルタイムにエラー情報が収集可能になるというGoogle Analyticsライクな分析ツール。
クラッシュレポートだけでは足りない情報なども補完。自動的に問題をグルーピングして、影響度を評価することで問題の優先度もわかるとのこと。何これめっちゃ欲しい。
クラッシュが発生するまでの画面キャプチャを取得することもでき、エラー発生時の画面状態や画面遷移が確認できるためエラーの再現が容易になりそう。何これめっちゃ欲しい。
applican
HTML5でiPhone、Androidに対応したアプリ開発が簡単にできるアプリ開発プラットフォーム。
Android、iOS対応アプリの同時開発を支援。applicanでビルドする際に、Webアプリだけでは実現できなかったデバイスの様々な機能を使用することができるようになるとのことです。
いやはやWeb系エンジニア無双な時代が来てますなぁ…
Live2D
最近スマホアプリや携帯ゲーム機とかでよく見かける、ヌルヌル動く2Dアニメを実現可能にするグラフィック技術兼ソフトウェア。
ガールフレンド(仮)や俺妹ポータブル、ネプネプのスマホアプリなどなど、大手企業への採用実績がたくさん。2次元が来い。
サイトを見に行ったところ、初音ミクともコラボするとのことで、これからも色々なところでお目にかかりそうな技術だと思います。
また、ソフトの方は無料版も提供されているそうです。ゲーム系アプリや2Dライクなモデリングを作られる方は、ダウンロードしてみると幸せになれるかもしれません。
探しものはみつかりましたか?
というわけで個人的に気になったアプリやサービスをご紹介させていただきました。ご紹介した中でひとつでも「使ってみたい!」「こういうのが欲しかった!」というものがありましたら幸いです。
短い時間でしたが会場では色々なお話を聞くことができて、とても楽しかったです♪(∩´∀`)∩
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