部屋に馴染むシンプルで落ち着いたデザイン
レビュークラブ・ジャパン提供のワイヤレススピーカー『Bose SoundTouch 20』のレビューです。
モニター製品をお借りしてレビューしたのち、手放せない製品となったのでそのまま購入させていただきました。
パッケージ表記は英語オンリー。さっそく外観を見ていく。
本体サイズは、高さ18.8cm x 幅31.4cm x 奥行き10.4cm。重量は3.2kg。実物を目にしたのが製品が手元に届いてからだったため「結構大きいな」というのが第一印象。
本体前面中央に有機EL(OLED)ディスプレイ、左右にスピーカーユニットが配置されている。
上部に電源ボタン、Bluetooth接続ボタン、6つのプリセットボタン、音量調整ボタンが配置。
電源端子やステレオジャックは背面下部に集中。上部には持ち運びに便利な取っ手付き。
シンプルで落ち着いたデザインは違和感なく部屋に溶け込む。第一印象こそ大きく感じたものの、慣れるとコンパクトに感じるのは不思議だ。
コンセントから専用の電源コード経由で給電。
コードの長さが約1mと短いので、設置場所によっては延長コードを使った方が良いかと。
電源ボタンを押して初期セットアップを行なう。
専用アプリでセットアップ
専用スマホアプリを使うことで、Wi-Fi接続やSoundTouchアカウントのサインインが行える。
アプリはiOSのApp Store、AndroidのGoogle Playストアのほか、Amazon Androidストアでも提供されているため、スマホだけでなくKindle Fire等タブレットでの利用も可能だ。
スピーカー本体のアップデートもアプリ経由で行える。詳細なアップデート内容が確認できるのはありがたい。
優秀なインターフェース
操作のインターフェースは製品本体のボタン、付属のリモコン、スマホアプリと用意されているため、楽曲のコントロールもストレスフリー。
個人的に最も手軽に感じるのがリモコンだ。軽量かつ必要最低限のボタンが集約されており、ササッと操作できるのがグッド。
本体ディスプレイには状態を表すアイコンや楽曲名、アーティスト名などが表示される。文字はくっきり判別でき日本語の表示も問題無い。
初期セットアップ時の案内やソフトウェアアップデートの進行状態もわかる。就寝時でも眩しくない明るさなのも嬉しい。
Spotifyとの連携やネットラジオで世界中の音楽が楽しめる
専用アプリでは各種インターネットラジオの再生やSpotifyとの連携が可能。残念ながらAmazon Musicの連携については、本記事執筆時点では日本国内で使用することができなかった。
本機最大の特徴とも言えるのがSpotifyとの連携だろう(要プレミアムアカウント)。2016年より国内でもサービス展開が開始されたSpotify。本製品にアカウントを連携することで、アプリを立ち上げること無く世界中の音楽が楽しめる。
本体には6種類のプレイリストをプリセットとして登録することも可能。
睡眠導入や作業集中用、リラックスしたい時などなど、シチュエーションに合った音楽を流すことができる。本体のボタンやリモコン、アプリでも手軽にプリセット選択できるのは大変便利だ。
音質に関しては文句なしのBOSEクオリティ。高音のボーカルから重低音のロックサウンドまで幅広い音域を丁寧に表現してくれる。
ワイヤレススピーカーということで、もちろんBluetoothにも対応。パソコンやテレビ、ゲームの音源を大迫力で堪能できる。
特に映画やゲームについては本製品を使うことで臨場感、没入感が大幅に向上。FF15のサントラBlu-rayの楽曲を本機で流してみたら、目の覚めるような音質で驚かされた。自分の中のスピーカーの重要度が一気に上がった瞬間でもある。
良質なコンテンツを良質な音で楽しむ。これほど贅沢なことはないだろう。
最高のジュークボックス
ここまで紹介してきたSoundTouch 20だが、同シリーズにはコンパクトなSoundTouch 10、パワフルなSoundTouch 30がラインナップされている。
本製品はまさにそれぞれの良いとこ取り。価格と性能のバランスが優れた、見事なミドルレンジモデルとなっている。
特にSpotifyとの連携機能は逸材。本製品の魅力を最大限に引き出してくれる。連携に必要となるプレミアムアカウントは有料だが、30日間の無料体験もできるので、本製品を使われる際はぜひ試してみてほしい。
間違いなく最高のジュークボックスとなるだろう。
コメント