プロデザイナーでなくったって、かっこいいデザインをしたい!
ノンデザイナーなので読んだ。
自分はプログラマーとしてソフトウェアなりスマホアプリなりを作る立場ですが、良い加減デザインの知識が皆無ではお話にならなくなってきたので、少しでも基礎を学ぼうということで本書を読ませていただきました。
どんな本?
「プロデザイナーでなくったって、かっこいいデザインをしたい!という人のための、レイアウトデザインの基本書。」ということで、ブログテーマのレイアウトや発表資料のスライド作るときなどにも役立ちそうな本になっています。
内容はこんな感じ
4つの原則
本書で繰り返し述べられているのが「近接」「整列」「反復」「コントラスト」の4つの原則です。基本的にはこの原則を守るだけで、伝わるレイアウトの土台を組み立てることができます。
これを知っているかどうかで、デザインに対する姿勢も大きく変わるのではないかと感じました。
レイアウトの話
本書の前半では、内容が同じものは同じグループにまとめる、ひとつの紙面に中央寄せと左右寄せのレイアウトを混ぜないなど、至極単純なレイアウトのお話が写真付きで解説。やってはいけないNGパターンを先に上げ、「こうしたら見やすくなるよ」という改善策を順を追って説明してくれます。
「このレイアウトはどこがよくないのだろう?」と最初に考えさせてから「なるほど…確かにこっちの方が見やすい!」と気付かせる流れになっているため、読み進めるたびにモヤモヤが晴れていく感覚が心地良かったです。
フォントの話
見出しや本文に使うフォントについてのお話。どういう内容で誰に向けて伝える文章なのか?これによって使用するフォントや文字サイズを決定する必要があります。
自分の場合、とえりあえず良さげなフォントを探して、まわりとのバランスを見てこのくらいのサイズかな…という感じで、あまりフォントについて深く考えたことがありませんでした。
本書では英語フォントをメインに、フォントの大まかな分類やそれぞれの特徴、どういう場面でどのフォントを使うべきかがきちんと解説されています。
派手な装飾をつけなくても、シチュエーションにあったフォントを選ぶだけで、読みづらい文章が格段に伝わる文章に生まれ変わるということがよく理解できます。
ノンデザイナーのためのレイアウトデザイン入門書
本書は解説の大半が写真付きで書かれているため、パラパラ眺めるだけでも勉強になります。また、話の内容自体も難しい言葉が使われることもなく非常に読みやすいです。
タイトルどおり、ノンデザイナーな方のレイアウトデザイン入門書として最適な一冊だと思います。
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