IPv4アドレス調達とIPv6 Launch
Interop Tokyo 2012で、IPV6 Launchの話を聞いてきました。
講演者
江崎 浩
東京大学/IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース主査
前村 昌紀
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター/IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース広報WG
概要
IPv4アドレス確保における現状と、6月6日のIPv6 Launchを迎えたインターネットの最前線。
講演メモ
以下、ザックリと講演内容のメモ。
東大の江崎氏は、外せない会議があるということで、大学からWebカメラで中継待ち。
前半は前村氏の話。
前村氏はかなり早口で、話についていけない人も居そうだった。
IPV4枯渇対応タスクフォースの説明。
アドレス枯渇はまだ終わっていない
2011/2/3に中央在庫なくなった
4/15 日本も在庫なくなった
IPV4は、無駄遣いで空いてるところがまだある。
スマホの普及で端末は、これからもどんどん増える
IPV6対応の問題
サーバ側:見に来る人がいない
クライアント側:見に行くものがない
Google、facebookは、IPV6対応済み
KDDI、枯渇の翌日、IPV6対応。
→お客さんは意識することなく移行
フレッツ光NEXTも同様。
大手のISPはデフォルトでIPV6アクセスになっているところもある
Googleで検索、facebookでいいね!、今はほとんどすべてがV6でやりとりされている
事業者もいつかは対応しないと…という意識
→これは枯渇対応ではない、プロトコルアップグレードだ
少しずつ数年かけて対応、リテラシーも上がっていき、運用体制も整う
→いきなりV6だけにするのは難しい
→お客はほとんどIPV4に居るから
→分配済みアドレスをもらう
IPV4の名義変更
→本当は余ったらかえしてくださいというスタンスだったが、難しいので移転できるようにした
枯渇タスクフォースでは座学、セミナーなどやってる
エンジニアが相談にのってくれる
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東大の江崎氏の話。
※この日のクラスルーム最後の講演だったため、後半は某S社の抽選会呼び込みがうるさくて全然集中できなかった。
IPV6協議会表彰
KDDI、SONY
6年後にはだいたい半分のユーザーがV6使うという予想
トップ100ウェブサービスのうち10%はもうV6対応してる(上位の方)
- AAAAフィルタが要らないようにすべき
- CSPとISPによるIPV6共同実験
- IPV6をオンにする障害をなくす
講演を聞いて
何というか、HTML5対応と同じで、やはり大手の対応は早いなぁと感じた。
ただ、多くの企業 がIPV6対応するにはやっぱり時間がかかりそう。
各企業の情報システム担当のリテラシー向上や、環境整備等々、まだまだ壁が多いですね。
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